獣医師広報板ニュース

フェレット掲示板過去発言No.1400-200107-63

れおんは天に召されていきました
投稿日 2001年7月4日(水)22時36分 みさえママ

こんばんは。
みなさんの応援も虚しく、うちのフェレ(れおん)は7月2日(月)12:20病院で永遠の眠りにつきました。

日曜日、痙攣を起こし、昏睡状態で舌をだしている姿をみて、もう最期と覚悟を決めていたんです。
ところが、あれからずっと彼は生きようと頑張っていたのがはっきり分かりました。

> 死と直面する姿は本当に酷ですよね・・・。
> 早く楽になれればいいのに・・・。
> そう思っていたんです。ずっと彼の体をさすりながら。。。

痙攣の発作の間隔はどんどん短くなっていき、そのたびに流れ出る胆汁色の下痢。
それを拭きながら、夜が白々と明け始めた、3:30。彼はふっと意識を取り戻し、少し歩いていたのです!
そして私の手を探すように顔を上げたんです!
信じられませんでした。と同時にもしかして山を越えたのでは!という希望さえ持っていました。
それからも、昏睡と覚醒を繰り返し、病院にいく頃には、昏睡状態から目覚めることはありませんでした。

病院には診察時間より前に行き、早急に診てもらい、酸素マスクをあてがわれ、入院ということになりました。
なんとか希望を捨てず、預けてきたそのたった3時間後。。。思いもかけない連絡の速さに打ちのめされてしまいました。
どうせだめだったんなら、私の腕の中で看取ってやりたかった。。。。

棺の中にすでに納められている彼をすぐには見ることができず、その重みさえ、信じたくありませんでした。
帰って、固くなり始めた彼の体、でもぬくもりがまだ感じられる体をきれいにきれいにしていると、
なんだか眠っているだけなんだ、ようやく、ゆっくり眠れたんだ。そう思えてきました。

寂しさと悲しさと安らかな気持ちが交互に訪れ、何とも不思議な一日でした。

次の日、れおんはペット霊園で荼毘に付され、小動物の合同墓地に埋葬されました。
きっと、たくさんの仲間に囲まれ、寂しくないと思います。

そして今日もお墓参りに行って来ました。うちには、れおんのお家の上に祭壇を作って、いつもと同じように写真に語りかけています。
たぶん今もうちの中ではしゃぎ回っていることと思います。こうして、振り返ると、私は彼に大きな支えになってもらっていたんだと
つくづく実感し、心から感謝しています。

お墓参りに行く前、花屋に寄ったとき、目の前のペットショップ(れおんを購入したところ)で私の目の前にフェレが飛び込んで来ました。
まだ生後二か月のセーブルでオスでした。(れおんの方がかわいいな)なんて親バカなことを言いながら、
買う気もないのに店員さんに話しかけていたんです。店員さんは快くその子を抱かせてくれました。れおんのことも言いたくないはずなのに
自然と話していたんです。そうしたらその店員さんは、
「どこが悪かったんですか?肝臓ですか。。。肝臓悪くなっちゃうと、この辺の病院(青森県八戸市)では治せないですよね。。。仙台とかまで行かないと。。。
でもいこうかどうか迷っているうちに間に合わなくなっちゃうんですよね。アッという間じゃなかったですか?」「ワクチンとかなら北里大学
(十和田市。八戸から二時間弱)で専用ワクチン持ってるんで打ってもらえるけど、ここら辺じゃ犬用ワクチンですからね。
きっとそこの病院の先生は、ああ診てあげなきゃっていう気持ちはあったんでしょうね。」

この言葉を聞いて、ああ騙された。やっぱり無理だったんだ、あれだけ通って痛い思いだけ、つらい思いだけさせて、
苦しめただけだったんじゃないか。私の心の中は悲しみから、今怒りに変わっています。実験台になってしまったのではないかとも思います。
そういえば、れおんを引き取りに行ったとき、先生は「私たちも勉強不足で何一つ力になれず申し訳ありませんでした」って言っていたのを
思い出しました。今は悔しさでいっぱいです。フェレットを診てもらえる病院のなさ。育てていく上での環境の悪さに歯がゆい思いをしました。
長々と書いて申し訳ありません。みなさんはこの気持ち分かってくれますか?



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