フェレット掲示板過去発言No.1400-201011-33
Re:副腎疾患 |
投稿日 2008年7月19日(土)10時27分 投稿者 プロキオン
この疾病については、過去何度となく取り上げられてきており、フェレットにおいては、遭遇する頻度の高い疾病であり、かつ悩ましい問題でもあります。 過去ログを検索してごらんになると分かるかと思いますが、記載の製剤で投薬治療中の方々がおられるのにもかかわらず、この製剤を否定して手術しか手立てがない、こんな薬をつかっている者は薮だというような発言がありました。話が揉めまして、私が薮の代表のように受取られてしまったようなので、そういう体験をするくらいであれば、もうこの問題にはかかわらないほうがよいなというのが実感でした。 ただ、そのまま放置では無責任ですので、「動物よくある相談」という定番質問の回答集の方に、この問題についてとりまとめを書いておきました。そちらを一読されると話が早かろうかと存じます。 ひとくくりに「副腎疾患」と言っても 必ずしも同じものを指して言っているともかぎりません。したがいまして、当然のことながら同じ製剤でも効果が違って現れます。 おそらく、臨床的には、これらの鑑別は相当に困難であろうと思います。むしろ、治療効果によって副腎の状態を推測する方がよいのではないかとさえ思っています。 今回の書き込みからでは、製剤の注射を止めていたら発毛があったということであれば、これは「季節性脱毛」の要因も検討した方がよいのかもしれませんし、あるいはメラソルミンとの関係も検討された方がよい症例なのかもしれません。 いずれにせよ、治療計画があって、実施があって、そしてその評価がないとなりませんね。それによって、原点に帰って今後の方針を検討する必要があるように感じます。 |
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