ウサギ掲示板過去発言No.1500-199902-91
ぼにーたさんへ&説明します(すごい長文ごめんなさい) |
投稿日 1999年2月23日(火)16時26分 くまこ
私さっき、食事について書いたけど 自信なくなってしまいました。うちはばあちゃん&ギャルうさぎばかりだから子うさなんてもう遠い昔… ペレット(ハード:ピンクの袋)軽くひとつまみ。ニンジン4cmくら い。青物にんじんの倍位を細かくして 与えています。(大きいと食べません) ぼにーたさんちのうさちゃんって、生後何ヶ月くらいでしたっけ? 軽くひとつまみ(ひとつかみ、じゃなくて?)は少ないような気が…。 その分 牧草バリバリ食べてくれてれば、栄養は足りてるかもしれないけど、そうだとしても 万全のうんちじゃなさそうだしなぁ…私にはちょっと分かりません。 皆様どう思われますか? それから、私の意見で誤解を招く点があったかもしれないので、説明させていただきます。 長くなってごめんなさい。 >>毛玉もないのに「万能薬だから」と思いっきり誤解してペトロモルトを常用する飼い主のうさぎにもよく出やすいって話でしたけど? というケースではないですね、うちは。 ぺトロモルトは半年以上口にしてませんので。 また、ペトロモルト、ラキサトーンは茶色い半透明なものですが、それを飲ませて出てくるものは茶色い半透明な物質であり、それと別に透明なものが出たことはありません。 それがペトロモルトそのものなのか、ペトロモルトの色素が 剥がれ落ちた透明な腸管壁について出てきたものなのかは検査したことがないので私は分かりません。 >>ビオフェルミン与えると返ってつながりうんちがでるのでそれの常用もどうかと思うんだけど。 まずうちの場合は ビオフェルミンで下痢が治ったり、便通が改善されたことはあっても、悪い結果を招いたことはないので、固体差があるかもしれません。 うちは抗生物質を毎日数ヶ月飲ませなければならない時期があり、ビオフェルミンを常用していましたが、ビオフェルミンには助けてもらったというかんじです。(回し者ではありませんけど) 例のビオは透明糞が続くとき家での応急処置で与えるとよい、とは言われましたが 常用を薦められたのではありません。 ごくまれに出るぶんには騒がず様子をみればいいですが、続くというのは正常な状態ではないので、病院でちゃんと診てもらって薬を処方してもらうに超したことはありません。 >>それなりの研究報告があるとか、どこそこの研究所が今その検査をやっていたとか具体的な話や確証がしりたいです 私も知りたいです。 残念ながら「うさぎの腸内における細菌の働きとビオフェルミン」については研究報告などは存じません。 人間サマのためにはうさぎで実験しているでしょうが、うさぎ自身の健康と新薬開発のために実験しているということは、ほかのうさぎ用の薬を含め、期待できないと思います。だいいちすごく開発費がかかるし、採算合わないです。 ちなみに、「うさぎの臨床」(インターズー)によれば、 「ヨーグルトは本当にうさぎの胃腸に効くかどうかは賛否両論あり、未だ医学的に証明できていないが、あげて効いた、という話はよく効くので与えてよいだろうし、自分も与えている」と著者の獣医さんはおっしゃってます。 >>獣医さんにすすめられたからそういう説、だけでは、人間と同じ栄養剤でも簡単にあげていいなんてわけにはいかないんだろうし、 そうですね、確かに元気ないからリゲイン飲ませてみよう、なんてわけにはいきませんね。 しかし、獣医さんは 単なる「うさぎを飼っている隣のお兄ちゃん」じゃないですから。 何千時間も勉強してきただろうし、学会にもでて、高い医学書も買って読んで、最新の知識も収集してらっしゃいますよね。 また、小動物に力を入れているとすれば 今までに何十匹、何百匹といううさぎを扱って、手術して、薬を与えてみて体得したこともおありだと思います。 そういう立場からのアドバイスを生かすのも、一つの手ではないかなと思います。 そりゃ中には、「うさぎ診れます」と言いながらぜんぜん診れない、というか診れないことを自覚していない獣医さんもいらっしゃいますが、私が通っているところはそうではありませんので、ここにも書かせていただいています。 実際に自分の家でうさぎ100羽飼って、いっせいに同じ薬を飲ませてみればいいデータが取れるかもしれませんが、それは非現実的ですし、待ってても企業もやってくれないでしょうから。 (そういう実験をしつこくやってるヒトの薬でさえ間違いが起こってますし、データに基づくマニュアル治療がすべて功を奏す、ということがないのは、広く知られていることでもあります。) ここの掲示板は、お医者さんが巡回しているわけではないので、私の書き込みも「単なる一人のうさぎ飼いが経験した事をおせっかいにも書いてみた」ことと受けとっていただけるとありがたいです。 参考にするかしないかも、飼い主さんが決めることで、絶対こうしてみて!と言っているわけではありません。 できる限りの裏付けをとって書き込んでますが、いつも絶対正しいコメントって保証もできませんし。 ただ私だったらこうします、ってことです。 もちろん、信頼できる獣医さんが近くにいて時間もあれば獣医さんに行く方がいいに決まってます。 でも うさぎを診れる獣医さんがぜんぜんいないような街(私の実家もそうだけど)で途方にくれている場合とか、救急もない土曜の真夜中なんかにここを見て、一時的にでもお役に立てたら大変嬉しいですし、私も賛否両論、ご指摘など色々教えていただけると勉強になるし、どなたからの反応がなかったとしても、構いません。 私はここでも待合室でもたくさんの貴重なご意見を拝見して、色々なケースを知ることができました。 このHPに来るようになってほぼ1年がたちました。 助けられたこと、励まされたこと、医学的に非常に参考になったアドバイスなど、お忙しい中書き込んでくださった獣医さん、うさ飼いの先輩方皆様に心から感謝し、とてもありがたく思っている今日このごろです。 これからもどうぞよろしくおねがいします。 長文大変失礼しました。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |