ウサギ掲示板過去発言No.1500-199904-116
ペレットの話聞いてきました |
投稿日 1999年4月30日(金)15時32分 くまこ
昨日、うちで生れた生後45日の子うさぎを病院に連れて行ってきました。 足をちょっと傷めたので診てもらったのですが、ペレットのお話を聞いてきました。 ご参考までに・・・ その先生は歯に詳しい先生で、足を診たついでに歯のレントゲンも撮ってくれたのですが、 「歯並びは大変いいです、でもこの下の奥歯がすこーし内側に倒れそう」とのことでした。(牧草で十分修正可能なレベル) で「ペレットがあまりよくないです」とおっしゃるので「子うさぎにはどれくらいペレットをあげればいいのか?」ときいてみました。 すると、「10粒以下」とのお言葉。 「つ、つぶぅ〜?」と心の中で驚いてしまいました。 私は子うさぎでも牧草メインにしていたので、少ないと言われるかな(朝晩各スプーン1杯くらい)と思っていたのに・・・ その先生とは違う、歯の専門の先生は「5粒以下」とおっしゃっているそうです。 結局、牧草から取るとしたらたくさん食べなければいけない栄養がペレット1粒1粒に凝縮されているため、あんまりペレットが多いとそれでおなかいっぱいになって、牧草は食べずにすんでしまうというわけですね。 ちなみに、先生は「10粒しかあげなくても 栄養障害を起こすことはない」とのことでした。 (連れていった子はややきゃしゃな子でしたが、太りもやせもしてないようです。) ペレットで育ったうさぎばかりを見ていると、太っていてもそれが普通に見えてしまうかもしれないけど・・・とのことでした。 しかも、ハードタイプのペレットより、ソフトタイプの方がいいんだそうです。理由は、 「固いペレットをガチッとかみ締めると、歯にはけっこうな圧力がかかる。 (ウサギは分かんないけどヒトの場合、60kgの圧力がかかるとか言われています) うさぎのあごは上よりも下が小さくできており、上の歯より下の歯の方が小さいので、 下の歯が受ける圧力の方が、上の歯のそれより大きい。 すると、圧力を受け止めきれない下の歯は内側へ倒れてきて、 倒れながら伸びるので かみ合わせが悪くなる。で、舌を傷つけるような伸び方になってくる。」 ということだそうです。 なので、圧力をなるべく押さえるためには、ソフトタイプのペレットがいいんだそうです。 あんまり固いペレットは、ふやかした方がいいそうです。 なお、牧草の場合は歯を左右に擦りあわせるので、上のことはあてはまりません。 うちは大人に平均1日一握り半(30gくらい?)あげていたので、 ん〜10粒かぁ、厳しいな〜と思ったのですが、今日のお話を聞いて今後やってみようかなと思います。 市販の飼育書とかの「あげていいペレットの量」はうさぎの代謝エネルギーと比較して多すぎるような気がしていたし。 (エネルギー代謝の一例:体重2.2kgで170kcal←Solomon NO.9) 幸い健康すぎるうさぎ2羽がいますので、彼女らをメインに実行してみる予定ですー。 時々ここでご報告するかもしれません。 みなさんも、興味があったらおためしをー。 でも体調とが個体差があると思うので、急激な変化はお控え下さいね。 |
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