獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-199904-67

腫れてくる・・・
投稿日 1999年4月20日(火)14時55分 くまこ

のらははさん、気分が沈むと思いますが、がんばってくださいね。
うちも膿をだしてすぐまた膿がたまり、頬が腫れてきた時にはガックリきたものでした。
ただそれが、膿を出したことが刺激になって起こったのか、出さなくても一定のペースで溜まるものなのかは分かりません。どうなのでしょうね。
私も「これならいじらない方がよかったのかな」と思いましたが、他に症状が出ている(涙が出ているとかコブができたとか)場合は、やるしかないのかなとも思いました。

うちの場合は、頬から膿を出した場合は縫いませんでした。
まず頬に注射を打って局所麻酔をし、
人間でいえば 頬骨のところと えらのところにそれぞれ1cm〜2cmくらい かみそりで切開しました。
その傷口から膿が出るように、周辺を傷口に向かって押します。
うさぎの膿はクリームチーズ状なので、注射器で吸い取るのは難しいと思います。麻酔をかけているのでぐいぐい押して、できる限りの膿を出します。
出し終わったら消毒液を何度も注入して(膿がある場合は泡が立つ)、完全に消毒が行き渡ったと思えるまで何度も注入します。
最後に傷の表面も消毒して 終わりです。
うさぎは皮膚の再生が比較的早いので、3日めくらいから傷口がすっかり乾き、1週間で塞いでいました。
うちの場合は、1ヵ月半に1回くらいはこの処置をしていました。
膿が破裂してからは、自発的に出て来るようになったので、これに似た処置を家でやっています。

傷口の大きさにもよると思いますが、あまり積極的に縫わなくてもいいのかもしれないです。
膜に包まれた固まりごと膿を出す場合は違うかもしれないんですが・・・
膿を押し出したり、吸い出すのであれば、うさぎの負担も考えると縫うほど大きな傷を付けなくても膿をだせるように思います。

うちのケースとノラちゃんのケースが違っていたら参考にならないかもしれないのですが、
こういう治療はまだメジャーじゃないので、獣医さんも臨機応変に工夫を迫られる場面が多くて、実験的なやり方も取り入れざるをえないこともあると思います。
なので、選択肢の一つになるといいかな、と思って。違っていたらごめんなさいね。


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