獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-199906-166

避妊手術
投稿日 1999年6月24日(木)11時11分 くまこ

これって本当に永遠のテーマですね、今までも何度となく話題になりましたねぇ。
そういう 私も年頃の女の子うさを3羽かかえ、どうしようかなーと思っています。。。
手術をしない場合のガン罹患率はすごく高いけど、いろいろ考えると即手術!って割り切れないし・・・
するのもしないのも飼い主さんの人生観(うさ生観?)によるというか、うさぎのことを考えた決断だったらどっちがいいとも言えない気がするなぁ。

麻酔の成功する確率は97%、というのをどこかで聞きました。数をこなしているお医者さんならもっと確率はあがあると思うけど。。。
失敗の理由は、麻酔の量が多くて術後目覚めない(体重、体調とかで加減するらしいです)のと、アナフィラキシー?によるショック だったと思います。
後者は、人間もそうだけど麻酔に対するアレルギー反応で、フツーに使われている麻酔薬でもその人にとっては 針先でちょん、と突いただけでもショック状態になるとか。
私は何にもアレルギーのない人間ですが、歯医者の麻酔が いつもと同じ量なのに、効きすぎて抜けないって時がありました。昔はこんなことなかったのに〜って思いました。
仮に100匹に1匹が麻酔事故に遭うとして、1匹も、と思うか、1匹しか、と思うか・・・それによっても違ってきますね。

あと、当然ですが手術には万全の体調で臨まないと、麻酔以外の要因で術後が良くない事があるみたいです。
私が聞いた話では、手術も麻酔も上手くいったけど、術後にうまく胃が動かなくて亡くなったという話がありました。
手術前から胃が正常に動いていて、毛球症の原因になりそうなものもお腹にない、ってことを確認して臨んだ方がいいみたいです。
お友達で、避妊手術を計画していて、体調も万全にして病院に行ったら、レントゲンで胃に毛球症に発展しそうなものがあるのが見つかり、急遽取りやめになったというケースがありました。
それを聞いた時は「えー、なんで?牧草もたくさん食べてすごく元気だったじゃない?」って思いましたが、上の話を聞いて 慎重にしないといけないんだなと思いました。
それと、手術後はどうしても食欲が落ちるので、食欲が落ちそうな時期に手術するのは控えた方がいいかな、と思ったりします。

犬や猫のページで 避妊去勢手術についてかかれているのを見るのも、興味深いですよ。あぁ、そういう考え方もあるか、って。
犬猫の場合、ほかの子との予期せぬ接触がうさぎの場合より多いってこともあるけど、うさぎよりは肯定派が多いかなぁ?

とっても大切に飼われて、ちゃんとしたゴハンを食べていたのに 早くなくなる子がいるかと思えば、
ケージ入りっぱなしで超運動不足で、ブラッシングもなしでペレットオンリーだったのに、今のところ毛球症にも子宮ガンにもならないで 元気にしている子もいるしなぁ〜。
(注:そのかわり、骨粗鬆症で歯ならびは悪いです。(^^;)
悩みますねー。

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