獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200106-13

めぐみさま 仲良しにさせる時期
投稿日 2001年6月5日(火)10時24分 くまこ@4うさ飼い

はじめましてこんにちは。
新しい子を迎えるというのは、わくわくするものですよね。

さて、1歳になる女の子と、1ヵ月になる女の子をいつから一緒にすると仲良くなれるか、ということですが、
自分の経験に限って言わせていただくと、できるだけ早くから一緒にしておいた方がいいと思います。
うちは、5歳のうさぎと2歳のうさぎ(両方女の子)がいた時に、2歳の女の子に7つ子ができました。
5歳うさと、後から連れてきた2歳うさを仲良くさせるのはものすごく大変で、最初は血が出るようなケンカをしていたので、
7つ子をどうやったら安全に飼えるか、悩みました。
7匹が、まったくお構い無しに、すきまを縫って5歳うさのところへ行ったりするんです。
が、気性の激しい5歳うさも、子うさには全く手を出しませんでした。
かいがいしく世話したりはしませんでしたが、静かに見守るというかんじで、一緒にしておいても不安じゃない状態になりました。
しかしその後7つ子が育ち、うち1匹をうちに残したら、大きくなったらライバル、とでもいうかのように険悪ムードになりました。

それとは別に、女の子3匹のところへ男の子(生後1ヶ月半)を連れて来た場合は、御互いライバル視することなく仲良くなりました。
去勢をしたこともあって、今はどの女の子ともケンカはしませんし、うち1匹と同じケージで飼っています。

というわけで、小さい頃から一緒に飼っていたから一生仲良しでいられるという保証はありませんが、
御互い大きくなってから一緒にするよりは、できるだけ小さい頃から一緒にしていた方が仲良くなるように思います。

2匹いる場合、できれば仲良く暮らしてケージも一つにできると、飼い主にとっては楽ですよ。
うさぎにとってもライバルがいないというのはストレスの少ない状態だし、一緒にしたらケンカするような仲では、
お散歩タイムも別々に作ってあげないといけないです。(つまり1匹分のお散歩時間が少なくなります)
この時間を別々に作るというのが、飼い主が忙しいとけっこう難しいんですよね。

御互いの相性などもありますので、最初はじっくり時間をかけて2匹を引き合わせ、御互いの存在に慣れさせてください。
いきなりご対面、ではなくて、まずはケージを隣り合わせにして、御互いが好感を持っていそうなら、直にご対面。
絶対にだれかついて、慎重に様子を見ていてくださいね。場合によっては殺し合いになりそうなケンカをすることもあります。
(1ヵ月の子にはそこまでしないと思いますが)
また、仲良くなっても、1ヵ月の子の成長に伴って仲が悪くなったりするので、成長が一段落するまでは安心しないで注意していた方がいいと思います。

それから、1ヵ月のうさちゃんはたぶん女の子、とのことですが、1ヵ月ではメスだとは100%断定できないかもしれません。
ペットショップでメスだと言われたのにオスでした、なんて話もよく聞くので・・・
万が一オスだった場合は、一緒にするといろいろ問題も出てくると思うので、上の話はちょっと参考にならないかもしれません。
ただ、オスの性成熟は早くて4ヵ月、と聞いたことがあるので、うちでは3ヵ月くらいまでは一緒に飼っていて、大丈夫でした。
(3ヵ月くらいだとまだ大人のうさぎとだいぶ体格差があるので)
その後去勢して、仲良く暮らしています。

2匹飼うことのメリットの一つは、うさぎ同士が仲良くくっついて寝たりするのを見ているのが楽しかったりするんですよね。
(うちは残念ながら、4匹が3グループに別れていて、他のグループと一緒にすることはできないのですが)
オスでもメスでも、相性がどうしようもなく悪いというのでなければ、2匹仲良く飼うことはできますよ。
ただ、相性が悪そうならば、無理はしないで、じっくり時間をかけて仲良くなるように見守るか、
仲良しにこだわらないでそれぞれに愛情を注いであげるのもいいかな、と思います。
末永くみんなで仲良く暮らせるといいですね!

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。