獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200110-59

生命の大切さ
投稿日 2001年10月24日(水)22時44分 うさぎ

前に赤ちゃんのことでお世話になった者です。
その二羽の赤ちゃんは順調に育っています。
親うさぎも、元気でした。昨日までは。

10月24日水曜日 朝
二羽のチビうさも生まれて1ヶ月、もう安心して成長してゆく姿をみていました。
親うさぎはいつもと変わらずご飯を食べていました。まったく変わりがないので、
いつも元気だなあ、と思い、学校にいきました。
10月24日 午後4時 
学校から帰ってふとケージを見てみたら、子うさぎが二羽生まれていました。
親うさぎに「大丈夫かい?」と、ケージをあけたらすぐ出てきて大丈夫だなと思い、
安心しました。しかし、歩くどころか、腹ばいになって歩いているのです。
これはヤバイ、と思い、しかも変な臓器?見たいな物が出ていたのです。
急いで親を呼んだらこれは胎盤だから大丈夫、と言っていたので、一安心しました。
新しく生まれたので、いろいろ準備が必要だと思い、買い物に出かけました。
10月24日 午後8時
家に帰ってみておなかが減っているだろうと思い、レタスをあげようとした時、初めてその事態に気がつきました。
何も反応しなかったのでおかしいな、と思い、頭をなでてやると硬くなっていることに気がつきました。
赤ん坊はガサガサ動いているのが確認できました。親うさぎを見ていると、悲しいというより、
かわうそうだと思い涙が流れてきました。3羽のうさぎとあわせてあげ、毛布に包んであげました。
そのときは、固まってつめたくなった体を触ることができませんでした。
なでてあげたら、何も動かない体に深い悲しみが込み上げてきました。
しかし、自分の命と引き換えに生んでくれた二羽を死ませないと、うさぎ用ミルクをのませてあげました。
命の大切さというのを改めて知ることができました。
この親うさぎは丁度3ヶ月前に拾ってきました。そこで死ぬよりも、家に拾われてきたことを幸せに思ってくれたことでしょう。
4羽のうさぎを生み、たった3ヶ月のことを、一生の思い出にしたいです。

いまうさぎを飼っててこれを呼んだ方は、改めて自分のうさぎ、家族の一員の大切さを
考えて欲しいです。




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