ウサギは、交尾排卵動物であって、ほぼ１年中発情していますね！

ウサギで有名な某Ｓ先生曰く、人間に次いで１年中交尾可能な動物ではないの
かとのこと。これほど、発情が続くので、交尾排卵動物であるのにもかかわら
ず、「偽妊娠」が多いのではないという説も有るくらいとの話でした。
つまり、子宮がエストロジェンに暴露される期間を少しでも短くしようとして
いるのではないかというのです。
被捕食動物であるが故にたくさんの子孫を残し、１年中出産の機会をつくり、
そのために育児に必要なテリトリーを確保するために　闘争する傾向にある。

精嚢腺が大きく、かつ精子の生存期間も長いので、雄を去勢してもしばらくは
雌を妊娠させてしまうことがあるそうです。文献には去勢後４〜６週間は雌と
いっしょにしてはならないと記載されているものがあるそうで、執筆した先生
は、きっと４週間くらい経過した頃に妊娠の事例に遭遇したのではないかと想
像されていました。

雌は雌で、これまた問題があって、長寿ウサギというと、相場は雄になってし
まうのだそうです。雌は、エストロジェンの作用で子宮疾患にかかってしまう
ので、１０年選手と言う話になると、どうしても雄の方が多くなってしまうの
だそうですよ。

ウサギって、雄も雌も繁殖至上主義みたいですね！　この点は飼い主さんが理
解していて、うまくコントロールしてあげる必要がありそうです。