獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200407-49

あれこれ
投稿日 2004年7月15日(木)01時01分 投稿者 チーママ

かふぇおれさん 
看病ご苦労様です。
せっかく行かれた病院ですが、基本的にどんな病院でも検査もなしに
断定できる病気は少ないと思います。皮膚などは顕微鏡ですぐに確認
することが出来ます。ただしスナッフルなどは他の雑菌なども出てし
まう事があるので、通常くしゃみの他、鼻水が出ている、そのため
鼻の周りや手の内側がガビガビになっている等の症状で判断する事も
あります。体重は量りましたか?体重を量ることは総ての基本だと思い
ます。投薬量を決める為にもね。
また薬浴代わりでしょうか、うさぎのシャンプー指示は初めて聞き
ました。元来ウサギはきれい好きな生き物で匂いもないですから、
シャンプーは必要ないくらいです。また体が濡れるのは肌の弱い
ウサギにとってたまらなくいやなことです。ストレスかけてもしなく
てはならないことなのか????
その辺り、気になるようなら別の獣医さんへいかれる事も大事です。
腕の良い先生でも、突き詰めれば飼い主と獣医さんとの相性が大切だと
思います。病気は連携プレーで治すものですから。

かふぇおれさん・イナバさんへ
さて投薬ですが、量が多くないなら鼻の頭につけるという手もあります。
気にしてなめるでしょう? タオルでくるんで普通の姿勢をとらせ、人
間で言う口角からシリンジを差込み飲ませると言うのはどうですか?
それでなければ、ウサギは吐けないと言う習性を利用して、少量のペレット
で練って丸めて、口の中に突っ込むと言う手もあります。

Re.手術後のごはんは?
くっきいさん ご心配ですね。現在の状況で私だったらすることは…
「暖めてあげる」です。暑い季節なのでまさかと思われるかもしれま
せんが、本当なら術後帰宅したら暖めていたでしょう。ペットヒーター
をゲージの片面に敷いて、100均の座布団を上に載せます。
気持ちよければその上に寝るでしょうし、暑ければ他に行くでしょう。
それで様子を見ます。全身麻酔をした後は体が冷えます。体が冷えると
お腹の動きも体の動きも悪くなります。暖めることにより、新陳代謝が
上がるのかもしれません。これはうちのウサウサズ2羽の術後での経験
です。すぐに暖めてあげたほうが、体の立ち上がりが早かったのです。
体温の高いウサギ、暑がりのウサギ、でも体のひえは別物です。
きっとヒーターを入れながら、室内の空調もするなんて事していますよ。
ただしお腹の再診は重要に思えます。医者の見立てと、本人(ウサギ)の
ここの症状の出方は違いますから。お大事に。

Re.尿道結石
局部の腫れは時間はかかるでしょうが、治ります。大体目安は1週間かな。
ただし気にしてなめてばかりいると、もっとかかるでしょうが。
抗生物質だけはしっかり飲ませてくださいね。
今後ですが、食事の見直しをしっかりしましょうね。
もともとカルシウム尿のウサギは結石になりやすいものです。
それを防ぐには、カルシウムの低い食事を与えなくてはなりません。
ペレットもカルシウム量を確認してください。ペレットの多くは食い
を良くする為かアルファルファを原料に入れているものが多いのですが、
アルファルファはカルシウム含有量が高いので、食べてくれるなら
チモシー原料のものに変えたほうが無難です。
野菜はセロリ・せり・ニンジン・ブロッコリー・三つ葉・サラダ菜・
サニーレタス等カルシウムが低いものを。
なるべく食事で再発を防ぎたいものですね。

Re.鳴き声?
どうにもウサギさんはほうきがきらいですね。一体何に見えているのでしょうか?
学校ウサギさんもほうきを敵視する子がたいていいます。特に男の子。
ちいちゃいチャンはほうきが「縄張りを荒らす奴!コイツ!コイツメ!」って
感じでやっているのですよ(^^)うちもシジミがやります。
そのくせ掃除機は平気なのよね。
ウサギは気に入らなかったり怒ったりすると、意思表示として鳴きますよ。
犬猫のように鳴くのでなく、のどや鼻をを鳴らすって言う感じなのですが。
ためしにほうきを置いてご覧なさい。コイツメ!ドウダ!って感じに
振り回しますから(笑)
怖がっているならスミに縮こまって固まります。それならほうき掃除はやめ
た方がいいですが、突進してくるくらいなら、時々ほうきを好きにさせて
おけばいいです。あまり興奮し過ぎるなら、ほどほどに。
ウサギは世間や本で言うより、はるかに表情も感情も豊かです。
それが分かるようになるのがウサギ飼いの面白さであり、お世話も楽になる
のですが。

keikoさんへ
アルファルファは成長期の子ウサギのうちだけですので、その点気をつけて
あげてくださいね。4ヶ月〜7ヶ月で、個々の様子をみて、チモシーに移行
してくださいね。ずっとアルファルファだけだと、カルシウムが高すぎて
結石になりやすかったり、肥満になったりしますから。ペレットも同様です。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。