獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200409-57

コクシジウム症
投稿日 2004年9月21日(火)23時46分 投稿者 チーママ

手元の本を見て、要約してみます。
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コクシジウム症
コクシジウム原虫の寄生によって起こる病気。糞と一緒に出た
オーシスト(卵みたいなもの)が飲み水や餌を汚染し、それが
口から入って感染。幼いウサギに発症しやすい。
コクシジウムには何種類かあって、種類や寄生部位により、症状
が違う。
大人のウサギでも体力が衰えた時や大量のオーシストを摂取すると
発症。子ウサギでは死亡する事も少なくない。
主な症状:食欲減退、体重減少(子ウサギの場合は体重増加の停止)
     下痢、脱水、腹部膨満
治療  :サルファ剤の投与。ゲージ等は熱湯消毒。
予防  :衛生的で清潔な飼育環境を心がける。新たにウサギを
     迎える場合は、汚染された環境にいなかったかどうか
     チェックする。
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さて、ミミママさんどうですか?いくつか納得できることがあるのでは
ないでしょうか?
最初の子がコクシジウムを持っていたなら、どこで感染したのか?
2番目以降の子がもっていなかったとしても、すでにゲージ等が
汚染されていた可能性がある。
状態が分かりませんが、ウサギをよく診る経験豊かな獣医さんで
あったか。
以上を考えると、今回はミミママさんの非ではありません。
ミミママさんが足りなかったのは知識であり、これは初めての動物
を迎える人は誰でも同じ状態です。
もしまだウサギを家族に迎えようというならば、まずはお部屋の掃除。
ゲージや餌入れ等の道具の熱湯消毒、周囲の消毒、換気。
飼育書の購入。(この掲示板の文献集を参考にしても良いですよ)
ウサギをよく診る獣医さんを探しておく。 
 ・電話帳などで探す時は診療動物にウサギとかエキゾチックアニマル
  と書いていること。HPがあれば見てみると、ウサギに熱心なところ
  は色々書いていあることが多いものです。
 ・購入したショップで聞くのも手です。
そして違うショップからのウサギさん購入。
購入と同時に、獣医さんで糞便検査。
以上を心がければ、ウサギさんとの楽しい生活ができると
思いますよ。
ショップには言っても相手にしてもらえないことが多いかと
思います。ただ、立て続けに3羽もなくしているのです。
「3羽立て続けに亡くしました。獣医さんに行ったら、コクシジウム
 といわれましたので、念のためにお知らせします」位にとどめて
おいたほうが、いやな思いはしないでしょう。



 

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