これは腸炎を起こしていると考えられます。
炎症により腸壁がただれているのではないかと思います。
人間でもひどい下痢をすると、同じような事がおこります。
浣腸は止めてください。ウサギの腸は大変デリケートですから
不慣れなものがやると腸壁を傷つけたり破ったりの危険性が
あります。獣医さんが体温を測ってぢになったということでも
分かるとおりです。（もっとも体温測定で肛門を傷つけるような
病院は願い下げですが）
糞からは細菌が見つからなかったと言う事ですが、ウサギに著名な
Ｓ医師の本では「細菌の関与が疑われても、うさぎの便からの病原菌
の検出は通常容易ではありません。」とあります。
コクシジウムなら分かるかと思いますが。
ただレントゲンも取っているようですし、ウサギに詳しい先生の見立て
ですので、盲腸便秘など単に腸内活動の低下と言う事なのでしょう。
となれば頂いた薬をしっかり飲ませることが大事ですね。

今、子ウサギさんはどうしていますか？
丸くなってじっとしていませんか？
歯軋りをしていませんか？歯軋りは痛みのサインです。
耳を持って熱くないなら、保温に努めてください。
体が冷えると腸の動きも悪くなるのは人間と同じです。
またマッサージは触る程度、なでる程度に。それでも有効です。
ウサギさんが嫌がらない程度にしてください。
正面から見て右側に盲腸、左側下に胃の食物がたまるところが
あります。位置的には胸よりモモの付け根に近いところ位で
しょうか。肋骨に近いところには肝臓がありますので、気を
つけてくださいね。
盲腸便秘が原因なら、多少マッサージをしてあげる事も良い
かと思いますが、症状の改善が見られない時は迷わずに受診
してください。
よく獣医さんは「様子をみましょう」とおっしゃいますが、
これは症状に変化がないならであり、少しでも違う様子が
みられたらその限りではないことを忘れずに。
与えるものは野菜ジュース（手作りが一番）、野菜・果物など。
おやつとして売っている物なら乾燥ニンジン・パパイヤ、牧草を
固めたヘイキューブなど。
クッキー状のものは主材料が穀類ですので、ますます腸内で
発酵してガスがたまります。（どうしてこういうものを製造して
売り出すのか･･･）
何しろ少しでも食べて腸が動いてくれるといいですね。
水分補給にも気をつけて。
ぷみよさんのおっしゃるとおりに、ペレットをつぶして水分を加え
強制給餌することも手ですね。注射器（シリンジと言います）は
獣医さんで安く分けてくれます。水分は野菜各種にリンゴなどを
すりおろして布やお茶パックなどで絞った野菜ジュースだともっと
いいかもしれません。
ウサギの顔を横から見て、前歯とアゴのほうにある奥歯との間は
空いていますので、そこからシリンジの先を差し込みます。
無理やりやると口内を傷つけて口内炎になりますから、根気良く
気長にやる事です。一度獣医さんで教えてもらうと、今後も役立ち
ますよ。

何しろせっかく来てくれたウサギさんです。一日も早く良くなる事を
心から祈っています。