1ヶ月で315ｇというとミニウサギとして売られていましたか？
ミニウサギとは、つまり雑種（ミックス）です。
体重的には問題はないと思いますよ。
それより、１ヶ月の子ウサギを売ること自体が問題ですね。
本によれば２ヶ月は親ウサギと暮らしたほうが、その後の発育が
良いとあります。そりゃそうですよね。その子なりに離乳が済んで
ということですから。１ヶ月だと一人餌にはなっているものの、
固体によってはまだ母乳が必要な時期ですから。
とはいえ、気配りしてくれるおーさんのところに来たという事が
ご縁なのでしょう。

さて体重を測ることはとても良いことです。
体重と糞の状態が一番の目安です。
体重が減ってきた。そういう時に強制給餌に移行するかどうかは
素人判断ではやめましょう。食べない原因をつかまなくては、
強制給餌がかえって食滞や腸内ガスの発生を促進したりする事が
あります。体重が減るには何らかの原因があるのです。
ただ単に食べないからということではありません。
ですから体重が減ったり、糞の状態が悪いときは、迷わず獣医さん
へ行くのがウサギを健康に飼うポイントです。
皆さんに言うのですが、ウサギを寿命まで健康に飼うという事は
飼い主と獣医さんとの二人三脚であると思っています。
ウサギを診る獣医さんを見つけてください。

さて本題に返って、本当に食べる量が少ないのか。
少しずつでも体重が増えているなら（たまに数ｇの減少はありますが）
そのウサギさんなりに食べているということ。
一日の総量を考えて見ましょう。牧草は食べ放題で良いです。
牧草メインのようですからペレットは袋に記載してある量の半分も
食べてくれれば上等です。
野菜はくれぐれもおなかの調子を見ながら。かけらから始めてくださいね。
ちなみに我が家はチンゲンサイやサラダ菜・にんじんを小さくちぎって
数ｇから始めました。
ウサギはカルシウム尿というカルシウムを含んだ尿をします。
カルシウムを摂り過ぎると尿管結石などが心配になりますので、カルシウムの
少ないものを与えたほうがいいかな？って思っています。
食品成分表（必ずしもこのとおりではありませんが、目安にはなります）など
見るとサラダ菜やセロリ・せり・シソなどが安心そうです。
キャベツ（腸内発酵しやすい）・レタス（沈静・催眠作用がある）は控えたほうが
安全でしょう。少量ならかまいませんし、ウサギさんは大好きですが。
チンゲンサイ・パセリ・リーフレタス・ブロッコリー等は多くのウサ飼いさんが
与えていると思います。野菜をあげるコツは、数種類を少量ずつ。
ひとつに偏らずにあげれば、デメリットは防げます。
いろいろな味を覚えてもらうことは、何かの時には助かりますよ。
あ、穀類・でんぷん質のものは上げないでくださいね。
それとショップで売っているウサギのおやつ類も。
牧草メイン・ペレット少々・野菜少々におやつには果物でも。
それでウサギさんは十分ですから。
4・5ヶ月になるまでは、心配事も多いでしょうが大切にお世話して
あげてください。
あと、糞便検査は必要ですよ。腸内細菌に悪いのがいると、やっぱり
体重が増えませんから。