獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200511-19

今日の病院にて
投稿日 2005年11月6日(日)02時58分 投稿者 チーママ

にんじんさん 見ておられて良かった。

ウチの先生はウサギの頭骨格を実際に使って説明してくださいました。
分かりやすくて、私も欲しくなっちゃいました。
ただしレプリカ(作り物)で良いです。
この獣医さんはもうウサギだけしか見ていない状態で。
他の小動物も診るのですが、あまりにウサギさんの評判がたって
ウサギさんだけで予約が埋まってしまう状態なのです。
待合室はウサギだらけ。飼い主さんが簡単に仰向けに出来るロップちゃんや
「抱っこが嫌いでひざにも乗りません。やはり観賞用なのでしょうか」と
言っておられる老ご夫婦。3Kgを2Kgまで減量したジャージーウーリー。
他にも白黒ミックスなどなどイロイロなウサギさんが沢山。
ちなみに犬猫は奥様が診ています。ですから診察室はご夫婦別に
専用のものがあります。
今日奥様先生のほうに腎臓病の犬の飼い主さんが来ていて、病状が
良くなったり悪くなったりで「私の投薬の仕方が悪いのか」と落ち
込んでいました。「先日は押入れにこもってしまって。投薬でスト
レスがたまったのでしょうか」と。
先生は腎臓病は治る病気ではない事、飼い主さんのお世話の仕方が
悪くて症状が悪化することはない事、こもってしまった時は具合が
悪かったのだろうけれど、その時に検査しなくては何ともいえない
事など、やさしく根気良く説明されていました。
ご夫婦ともに穏やかな方です。
とは言うものの、聞いていた私は「急性腎炎ならともかく、慢性の
腎臓病ならせめてそれ以上悪化しないように、症状を少しでも良く
保てれば良いというものなのに、この方は腎臓病の勉強をしていない
のかしら?」と思いました。というのは息子が腎臓を患ったことが
あるもので、その時に必死に理解しようとしたからです。
腎臓病は腎臓が壊れちゃうもので、一度壊れた腎臓は元には戻りません。
ヒビの入ったガラス窓をあれこれ手当てして、元のきれいなガラスに
戻せないのと同じ。せめてこれ以上ヒビが広がらないように、割れない
ように、するしかないのです。
また状態は突然変わることもあるので、変だな?と思ったら検査が必要
だという事。それにより投薬内容を変えたりして、悪化を防ぐ手立てが
必要なのです。でないとますます腎臓が壊れていきます。
それが理解できていたら、落ち込むこともなく、日々の状態を見て病院へ
連れてくるタイミングも分かるでしょう。
私達飼い主が勉強しましょうね、って私が言うのもそういう事です。

ウサギさんという動物を少しでも理解しておくことが、万が一の時に
役立ちます。獣医さんと「話し合える」のです。
とは言うものの、今回の事もにんじんさんが相談してくださらなかっ
たら、私は獣医さんに聞くこともなかったでしょう。
それはぽーさんの件でも同じ。
ウチのウサウサズは相変わらず元気でユキの歯以外は問題無しですから。
シジミなど何一つ問題なく、理想的なウサギをやっています(^^)
だから皆さんのお話が、私にとって本当に役に立ちます。
獣医さんだって診察に来ている飼い主に、関係のないウサギのレクチャー
をわざわざしないでしょう。時間もないですし。
でも聞けば丁寧に答えてくださる大事な先生を私は持っている。
本当にありがたいですね。もっとお話は聞きたいけれど、そうそう通う
チャンスはないし。2ヶ月に1度の診察時間が待ち遠しい私です。

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