ウサギ掲示板過去発言No.1500-200602-49
太りすぎ(TT) |
投稿日 2006年2月18日(土)14時54分 投稿者 チーママ@お世話係
今日は定期健康診断の日でした。 分かっていたのよねーーー。 最近ミッシリと重量が増していたのが。 だって首周りと腰周りが、手にずっしり来てたもの。 結果 シジミ2.32Kg ユキ2.4Kg!! どちらも300gのダイエットしなきゃ(;;) で、今日からいつものペレットはゼロ。お好みじゃないペレット少し。 (食べないのよね。切り替えようと混ぜても、器用に残す:笑) 牧草と野菜だけに、より近くなります。 でも良いことが一つ。 今まで2ヶ月で下の切歯2mm削りのユキが、今回は3ヶ月たつのに 1mmですみました。 なぜ? それは、やっはり野菜でしょう。 100g278calのペレットと同じカロリーを、メインのセロリ (100g15cal)だけで摂ろうとすれば1800gも必要。 それだけ沢山の繊維質をゴシゴシ歯をすり合わせて食べるわけですから 当然歯の磨耗も多くなるわけです。 特に我が家はシソだのセリだのスジものがお好みですから、そういう意味 では正解だったようです。 先生も「毛づやもいいし、元気に良く食べてるんだねー」って。 一応先生にも確認し、ペレット抜きの牧草と野菜でいこうと思います。 ただし、果物抜き! カロリーも多いし、第一ユキに虫歯が… 果物の果糖のせいだろうと。ですからりんごもイチゴもお食事の材料 からは消えます。たまの特別サービスにはいいでしょうが。 ウサギの良いところは、どんどん歯が伸びてくる。 なので、正しい食生活をしていれば、虫歯はなくなるわけで。 あーーー良かった。 ついでに気になっていたカルシウムとシュウ酸(野菜のアク)についても 確認してきました。 ウサギは他の動物と違い、カルシウムの吸収にビタミンBを必要としません。 そのまま腸から吸収されます。 ですから必要以上に吸収されたカルシウムが結石になったりと、悪さをする のですね。(もっとも先生に言わせると、うちに来る子達のなかで、結石に なるのは100匹に1匹位だよ。とのことです) ところが野菜にはシュウ酸がある。シュウ酸は腸内でカルシウムと結びつき、 糞として排泄されます。 先生が面白い例を出しました。 「大根おろしはシュウ酸が多い。ところが人間はそれだけ食べるんじゃなく たいていカルシウム豊富な秋刀魚など食べるでしょ?どっちか一つじゃ バランス悪いけれど、両方取ればバランスが取れる。」 もっともこれは、秋刀魚の動物蛋白を大根おろしの蛋白分解成分で消化吸収 しやすくするという、昔の人の知恵が先でしょうが、それでもちゃーーんと 他もバランスが取れるように食べあわせをしているって、面白いですね。 ウサギは血中カルシウム濃度の高い動物です。 そのための消化吸収の仕組みが、分かりやすく言えば「直接みんなカルシウム を吸収する」になっているのですね。 牧草だけを食べているウサギさんには心配のないことですが、他のものを主食に しているウサギさんは、当然必要以上のカルシウムが吸収される。 だから「結石になりやすい」と言われて、低カルシウム食が推奨される。 でも血中カルシウム濃度が低くなると、ウサギの体はより多くカルシウムを吸収 しようと働く。そこへ「ごはんよー」とペレットがくれば、全部を吸収する。 またそれでも足りなければ、体の組織からとろうとする。 まちがった機能の悪循環になりますね。 野菜はシュウ酸を持っています。だから余分なカルシウムは糞として排泄され るのですが、シュウ酸ばかり多ければ、やっぱりバランスが崩れる。 ですから1つ2つの野菜の「ばっかりやり」ではなく、種類を多く与えることで カルシウム・シュウ酸・カロリー・その他の栄養のバランスをとる必要がでて きますね。 お財布が…(TT)農薬も考えなくちゃ。 でも元来歯の質が悪く、あごのつくりが細くて問題の起こりやすいユキにとっては 食生活が一番のキーポイント。どうやっても問題にはなるでしょうが、それを なるべく先に引き伸ばすことが必要なわけです。 ですから我が家は、これからも野菜に傾くでしょう。 なるべく食べて歯の磨耗を促し、与える内容によって体重のコントロールして いこうと思いますよ。 あ、そういえば、野菜は食べちゃったし、ペレットは嫌いなのしかないし、 って時間が多かったせいか、ユキも牧草を結構食べるようになったようです。 ウサギを飼うって、試行錯誤の毎日ですよね。 ダイエットの経過は、お知らせするようにしますね。 |
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