獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200608-109

うさパパさんへ 
投稿日 2006年8月25日(金)10時25分 投稿者 はる

こんにちは、はると申します。
ウチの子は不正咬合からヨダレが止まらなくなり、最終的に顎から胸元まで真菌・湿性皮膚炎になりました。
奥歯の治療をしても皮膚のかゆみからヨダレ・舐めるは止まりませんでした。
状態で言うと、毛が抜け皮膚がむき出しで、白や黄色のカサブタのようなものが出来て匂い、かきむしるので血も滲んでいる所がある。そして乾いてない毛の根元はカサブタの湿った物がねとっとしてくっついている状態でした。
エリザベスカーラーをしたりコルセットをしたりして舐めるのを止めようとしましたが逆に酷くなるばかり。
そこで此方の掲示板にご相談させて頂いて、試行錯誤し下記のように実践してみたらみるみる良くなり今ではふさふさの毛が生えているほどになりましたのでお耳寄せまでにカキコしますね。

【用意するもの】
・40〜42度のお湯(指を入れてジーンと熱いのを)
・ハンドタオル(無いときはタオルを適度な大きさに切って)
・ティッシュ
・ドライヤー

@出来るなら仰向けにして、駄目なら四足で立ったままでいいです。タオルをお湯につけびしゃびしゃのままでいいので、患部を優しく拭くように洗います。(頭をなでてあげながらだと大人しいかも…)

※タオルがぬるくなってきたらまたお湯に付けて熱くしてあげてください。ぬるいお湯は嫌みたいで暴れてしまうので。

※兎さんの皮膚はたるんでいる場合があります、あと顎下や顎脇は奥まっていたりします、洗い残しがあるといつまでもぺろぺろは止めません。たるんだ皮膚と皮膚の間顎下や顎脇の奥、あと脇の下なども時間をかけ丁寧に洗ってあげてください。

A洗い終わったらティッシュで水分をよくふき取ります。タオルで拭くより水分の吸収性がいいんですよ。

B最後に濡れ毛や湿り気が一切なくなるまでドライヤーで乾かします。
少しでも湿り気が残っているとそこがまた湿性皮膚炎などになりかねません。かなり時間がかかるのですが、頑張って下さい〜。

※カサブタや毛を無理やり取ったりはしないであげてください。傷になってしまう場合があります。

Cこれを毎日一回繰り返します。
※最初は乾かして離した途端にぺろぺろしだしたりしましたが、1週間目くらいから回数が減ってきました。ウチの子の場合は1ヶ月で新しい毛が生え始めましたよ。

私の場合この作業が40分〜1時間かかりました。
特にドライヤーは大変ですが、ちゃんと洗えてれば匂いがしないのに洗えてない所を乾かすと独特の匂いがしたりしました。注意深く、頑張るのが一番です。

また補足ですが、ウチの子の湿性皮膚炎は水飲みの際に口端から零れ、また顎を水に浸けて飲むクセがあったためその原因もありました。
・不正咬合による奥歯の治療
・給水の見直し
・皮膚を清潔に保つ
の三つが必要だったようです。
今は給水ボトルを換え水の飲みこぼしもなくなりました。

長々と失礼致しました。
症状が当てはまるかは解りませんが、少しでもお役に立てればと思います…。
一日も早くぺろぺろが治まる事を願っております。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。