獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200701-57

Re:ウサギの乳首の側のしこり
投稿日 2007年1月18日(木)01時43分 投稿者 チーママ

先日動物病院のウサギセミナーで、そのお話がありました。
「避妊していないウサギさんで乳首の周囲2cm以内にしこりがあった場合は、乳腺癌をうたがう。子宮がんの肺への転移は少ないが、乳腺癌の肺転移は多い事を承知しておく事。」だそうです。
人間も乳房に良性のしこりが出来る事がありますが、それがガン化することもある事を考えれば、切除しておく方が安心なのと同じではないかと思います。
確かに6歳といえば麻酔のリスクも高くなりますが、検査採取して万が一悪性だった場合は2度のリスクを犯すことになりますし、様子を見ていて万が一具合が悪くなってからでは益々リスクは高くなります。
これらを踏まえて、後は飼い主さんの考え方次第でよいと思いますよ。
ウサギさんの命は飼い主に帰属するものなのですから。

なんにでも100%安全な手術はありません。
でもウサギは命の遊びが少ないだけであって、事前に十分な検査と処置と準備が出来ていれば、麻酔をいたずらに怖がる事はないという話も聞きます。
後は執刀医の経験と技術が一番のポイントになるかと思います。
私ならセカンドオピニオンを求めます。そこでも「乳がんを疑う」ならば、一番経験の豊富そうなところを選びます。
これが人間なら「手術数と生存率」を聞くところです。
手術は経験がものを言いますから。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。