＞質問というのは、除草剤についてです。除草剤というのは洗っても取れないのでしょうか？農薬は洗うと落ちると聞きますが、除草剤も同じだと勝手に思い込んでいましたがどうなのでしょうか？


そもそもが農薬が洗えば落ちるということが、そのとおりとは言えないのではないでしょうか？
農家が農薬を散布する場合であれば、展着剤を併用することが多いのではないかとおもうのです。うっかり一雨降ってしまえば、みな流されてしまうのであれば、農薬の役目はしません。天候を考慮しての散布は当然かもしれませんが、散布した後のことも考えてあるという方が普通ではないかと思います。
通常の農薬の場合は、農薬ごとに「残留基準値」が定められていますので、この基準値以上の値が検出される農作物は出荷できません。洗って農薬が落ちているのではなく、散布から充分に時間が経過していて、基準値以下になっていて残留がほとんどなくなっているからというのが本当のところでしょう。

で、除草剤の場合、「葉」から吸収されるものと、「根」から吸収されるものとがあるはずです。どちらにしても吸収されて分解されるまでは、植物体に残っていると考えるべきではないかでしょうか。
まあ、このように言っていても、別に脅かしているわけではありません。
除草剤のようなものは、肝心の果樹の樹勢を弱めたり、野菜を枯らしてしまったりしてはいけないのです。農地の近辺であれば、使用できる時期がかなり制約されているのがふつうです。市街地の中の空き地でもなければ、そうそう除草剤の心配はしなくてもよいように考えますよ。
また、市街地の中の空き地にしても、草が自然に枯れていくこの時期に除草剤を散布するというのは、あまりに経済的ではないように思います。土地の管理者に除草剤を散布したかどうか尋ねてみれば、すぐに分かることですから、気を揉んでいる必要はないでしょう。