獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200706-42

Re:Re:自宅で出来る尿検査
投稿日 2007年6月15日(金)20時32分 投稿者 チーママ

「潜血が+++へモグロンビン約0.75 血球数250 蛋白+約30」
つまり「潜血反応が+++に尿タンパクが+」ですね。
思わずクラッと来てしまいました。

獣医さんではないので、この値が示す可能性のある病気はプロに任せるとして、素人の私の経験から第一に思いつくのは「膀胱炎」ないし「腎炎」「尿結石」です。
人間ですと、タンパク++〜+++位で起きているのがつらくなります。つまりエネルギーとなるガソリン漏もれの状態だからです。 ちなみに息子はその場で入院手続きになりました。急性腎炎でした。

膀胱炎も腎炎も、治療は薬物になります。尿結石は、実際に結石が尿道に降りて尿道閉塞を起こすと手術しかありませんが、そうでない場合は処方薬ではないかな?
(ちなみに、尿道閉塞を起こすと、そのまま行けば膀胱破裂で死に至ります)
どちらもいかに早く手当てするかが、ポイントになります。
獣医さんの確認は取れていませんが、私なら「たびたびトイレに行く」「あちこちでお漏らしをする」となると膀胱炎や結石が疑われ、トイレは普通の回数、あるいは少ない、でグダグダおっくうそうに見えるなら腎炎を疑います。
いずれにしても、憶測でハラハラするより、診察をしていただいて「薬で治せるものなら、一刻も早く投薬を始める」ことが大切かと思います。

また獣医さんが良く診たら、出血は尿道からではなく、肛門内からの出血あとが疑われて、排尿した時にそれが混じったのではないか、と言うこともアリです。

このように、あれこれ考えられることもありますし、「手術しか道はない」となったところで、するかしないかを考えればよいことです。なまじ「手術するのだったらかわいそうだから」と怖がって、投薬で治るものを治せない状態にしないことが重要かと思います。
いずれにしても、できるだけウサギさんの経験のある獣医さんに見ていただくことが大切なのは言うまでもありません。犬猫とは、扱い方も使える薬もかなり違いますから。
よほど状態が悪いならともかく、そうでなければ片道1時間半範囲で探してみてくださいな。
私は片道70〜80分の獣医さんへ、キャリーを担いで電車で行っています(^^;;
そこには、片道2時間とか、先日の話では新幹線で名古屋から・・・思わず、そこまでしなくても、獣医さんはいるだろうにとも思いましたが、それは飼い主さんが判断することですね。

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