ウサギさんは草食動物で、馬と同じ消化システムをしています。
そのあたりの事からでしょうか、肉食や雑食の犬猫とはかなり使える薬が違います。
犬猫では安全なノミの駆除薬でも、ウサギさんでは副作用の報告もあるようです。
また麻酔薬や抗生物質には禁忌の薬があります。
そのあたりをしっかりご存じない獣医さんですと、悲しいことがあるやも知れません。
獣医さんと言っても、大学では経済動物（牛や豚等）の勉強をしており、犬猫の授業は最近になって多少あるというくらいのもののようです。ペットの勉強は卒業後にするわけです。そしてペットといえば、やはり犬猫が中心です。
エキゾチックといわれるハムスターやウサギや爬虫類などは、そうした動物を診る開業獣医さんについて研修を重ねるか、ご自分で学会などに入って勉強するわけですね。
人間というたった一種についても、色々な科があるくらいです。
獣医さんだからと言って、どんな動物でも診れるわけがないのは、道理です。
私達が目の病気は眼科に、お腹が痛ければ内科や消化器科に行くように、動物によって獣医さんを使い分けなくてはなりません。
ウサギは先に述べたように、一般のペットとはかなり違う特性を持つ動物ですから、しっかりウサギを診る獣医さんを探すことが大切ですね。