あらら。牧草を食べてくれているなら、何も気にすることはありません。
野菜の割合が増えると、糞は小さく、尿は色が薄く透明度も上がります。
また、牧草の割合が増えると、糞はフカフカになります。馬の糞がポロポロとしているのと同じです。
もともとウサギさんは「草」という低栄養・低カロリーのものから、ちゃんと必要なエネルギーを作り出すシステム（腸内発酵で、食糞を作る）を持っています。１のものから１０を作り出すのです。とてもハイテクですね（＾＾）
そのシステムにペレットのような高栄養・高カロリーのものを与えるとどうなるか…
同じ分量でももともとが１ではなく１０だとしたら、作り出すのは１００。
当然、常に体重を気にして量をコントロールしないと、太り気味や肥満のウサギさんになります。
そして何より、ウサギの歯は「牧草を食べる為に進化している」のですから、牧草を食べるのが歯のためにも一番良いわけです。牧草の割合が増えるほど歯科トラブルは減るようだ、との報告もあります。ですから、牧草は好きなだけ食べさせて良いと、一般には言われています。
野菜は牧草と同じく植物です。ただ人間の食用に供される為に、牧草より柔らかく高栄養になっています。ですから、こちらは多少分量をコントロールした方が良い。また、牧草と同じようにすりつぶさないといけませんから、歯科的にも悪くないとおもっています。
ただ、牧草は乾燥したものがほとんどですから水が必要ですが、野菜を多く食べる子は、水はほとんど必要なくなります。野菜からの水分で十分になるのです。かえって尿量が増えます。尿量が増えれば、当然尿も薄くなるので、透明に近かったり、色が薄かったりします。
というわけで、牧草と野菜（それも十分な種類を与えているようですから）を食べているなら、ペレットを食べないと気に病むことはないと思います。
しばらくは体重に気をつけて定期健診をしてみてくださいな。
体重がちょうど良いところで維持しているなら、このままの食生活の方が、ウサギさんの健康には良いと思いますよ。
牧草はふんだんに与えてくださいね（＾＾）
お野菜は、キャベツは控えめに。甲状腺機能障害を起こしやすくなるといわれていますので。もっともよほどキャベツばかり食べている場合の事だと思いますが。
内容的には良いと思いますよ。他にセロリは食物繊維も多くお勧めのようです。シソやパセリといったものは、カルシウムは多少多めですが、殺菌効果や食慾増進、血液浄化にいいかなぁ？って思って与えています。
お野菜を与える時は、人間と同じです。沢山の種類を少しずつ与えることで、お互いのマイナスを補い合い、バランスが取れた内容なると思っていますよ。