獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200707-66

漢方について
投稿日 2007年7月30日(月)21時30分 投稿者 チーママ

漢方薬は、例えば「足がむくむ」と言う場合でも、その人のもともとの気質や生活の仕方で、調合内容が違ってきます。風邪をひいたら出来合いの「葛根湯」と言うのは、広範囲を狙って無難なものを調合したもので、ピンポイントに治療しようとしたら、市販の調合薬では薬効があいまいです。ですから、その人に一番適切な薬を処方する為には、必ず受診しなくてはならないわけです。

それは動物にもいえることで、ではどうやってきちんとした漢方を使っている獣医さんを見つけたらいいのか・・・
ここからは、あくまでも経験者の一情報です。
私はまず検索で「動物 漢方 獣医」と入れてみました。それで引っかかってきたのが「獣医東洋医学会」です。そこの役員や、会報に出てくる獣医さんの病院を調べる。
この時点で近くの獣医さんが見つかりましたので、かかりつけの先生と検討した結果、みてもらうことにしたのです。
我が家のかかりつけの獣医さんが「小柴胡湯(しょうさいことう)は○○に効くそうだから、と言う処方の仕方でなく、きちんと基本から東洋医学を勉強した先生であること」と言うのが条件だったので、そのようにして探してみました。
行ける所で見つからなかったら、きっとその中の獣医さんの一人に連絡して、近くの獣医さんを紹介してもらったでしょう。
他にも色々な検索結果が出ますので、一度試されてみてはいかがでしょうか。
ただし人間と同じで、かなり薬代はかかると思ってください。必要な量が少ない分、人間よりは安いでしょうけれど。
漢方は体の根源から治すことを目的としているので、西洋医学で使う薬のように即効性はありません。体のバランスや抵抗力・免疫力と言ったものをサポートすると考えると良いのかもしれませんね。
今回我が家は西洋医学と東洋医学の総合治療を試みたわけですが、結果として、かかりつけの先生も「これからは総合治療を視野に入れていかなくてはならないかも」と言っています。両者の良いところ、得意とするところを上手く組み込むことが大切なのだと思います。参考になりましたかしら?

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