獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200710-70

Re:うっ滞を防ぐには
投稿日 2007年10月29日(月)14時28分 投稿者 チーママ

度重なるとご心配ですね。
最近はうっ滞も、基本は内科的治療で、と言うのが主流になってきましたね。
何とか手術にならないと良いのですが。

人間でも、お腹を壊しやすい人、丈夫な人といますね。
ウサギさんも、個々に体質が違うようです。
我が家も、まったく同じものを食べていても、ユキは●●ウンチの日とお腹壊した日とハッキリしていました。シジミは、基本的に丈夫でうっ滞の経験はないのですが、毎日1・2回、ユルユルウンチが出ます。
ですから「ウサギの餌はこれが理想」と決まったものではなく、その子の消化システムが順調に動き、かつできれば適切な体重(これも個体差があります)を維持できるもの、という事だと思っています。 
牧草だけ食べている子でも、絶対不正咬合や下痢やうっ滞がないわけじゃありません。
年とともに、胃腸の働きも鈍くなる事もあるでしょう。
でも、うささんによっては、生まれつき弱いと言うか、気難しい胃腸の子がいるんですよね。
ちょっとしたストレスや、気温の変化、食事内容の変化で、すぐに胃腸の動きが悪くなる子がいるんですね。
決して飼い主さんのお世話が、悪いわけではありませんよ。
ただイロイロな工夫は必要になるでしょう。
温度の変化や天候に気をつけて、まめにチェックする。
何かしらのサプリメントを与える。
●の様子によって、与える餌を変える、等々。
今回の騒音などに関しては、私はいつも以上にウサギのそばにいますね。
いつもより多く声をかけ、いつもより回数多く時間をかけて抱いて落ち着かせる。
抱いて声をかけて、なでてやると、ウサギさんも落ち着きますからね。

ともあれ、何度も食欲増進の薬を使っているようですから、だいぶ前から調子が落ちていたのでしょう。薬を止めて1・2週間は自力で食べてキラキラした表情で元気なら、回復したと思って良いでしょうが、数日で食欲が落ちる時は本調子ではないと思って、世話をしていました。なるべく体を冷やさないようにしたり、いつもよりマッサージを多くしたり、新陳代謝が上がるかなぁと思われることをしていました。
特にユキは食欲魔人のクセに弱い方でしたので、調子が落ちてくるとクリティカルケアを与えたり、漢方を飲ませたり、ガスピタンを与えたり、いろいろやってみましたよ。
胃腸が弱いことに加えて、腸内細菌のバランスも悪いのだろうと思って。
それでも理想どうりには、なりませんけれど。
たわさんのウサギさんも、きっと元々がお腹の弱い子なのでしょう。
お世話に気を使いますが、諦めずにあれこれ試してくださいね。

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