ウサギ掲示板過去発言No.1500-200712-35
Re:お月様へ |
投稿日 2007年12月15日(土)23時22分 投稿者 チーママ
何の目的で、どういう処置をしたのか知りたいというのは、飼い主として誰しも思うことでしょう。 これを上手くするには、普段からのコミュニケーションが取れているかどうかにかかります。獣医さんだとて人間ですから、助けて上げられなかったのは、ある意味飼い主以上につらいのです。飼い主は専門知識もありませんし、医療資格もありません。 でも獣医さんは、飼い主より専門知識もあるし、医療を施す側にいるのです。 良く人間のお医者様でも「力及ばず…」という言い方がありますね。 それと同じに、獣医さんも己の力量が問われ続けているのですから、手がけた動物が亡くなるのは本当につらいのです。 助けられれば感謝され、力が及ばない時には、時には責められる。 我が家の鳥のかかりつけの獣医さんは、飼い主がとっくに納得している鳥の死を、半年も引きずっていた事があって、こちらがあわててフォローした事もありました。 そんなつらい仕事を何故続けているのかといえば、皆さん「元気になった動物の姿が励み」なのです。 だから飼い主が「その節は出来るだけの事をしてくださって、本当にありがとうございます」とお礼をいう事が大事でしょう。誰しも、可愛い家族を亡くした飼い主さんに対しては、つらい気持ちが先立ちますから。 一生懸命な獣医さんほど、そういう事があるのを、まずは知っておいてくださいね。 その上で、「先日はこちらも気が動転していて、何がなんだか良く理解していませんでした。もう一度、あの時の処置について、何のためにどのような薬を使ったのかを、教えていただいてもよろしいですか?今後また、ウサギを飼う事もあると思います。その為にも、ちゃんと理解しておきたいので。」と言ってみてはどうでしょうか。 我が家の場合は、それでいつもOKなのですが、これは飼い主育てを心がけている獣医さんだからかもしれません。 先生の方針によっては、投薬内容を教えない先生もいますので、教えてくださらなかったからと言って、腹を立てることのないようにしてくださいね。 また超音波との事ですが、基本的にウサギさんの場合は、沈静(鎮静剤を投与したり、沈静ガスを吸わせる)が必要です。 重篤なウサギさんに、沈静をかけることの方が怖いのです。 もしショックを起こしている状態であれば、「ショックを起こしているウサギさんは、触るだけでショック死をする事があります。レントゲンを撮ろうとして、死んでしまう事もあるんですよ」と、教えていただいた事もあります。 また、多くの飼い主さんは「あの時こうすれば」と思います。 でもそれをしても、又別の「ああすれば良かった」という思いにとらわれます。 我が家の獣医さんは言います。「ウサギさんは、潔いのです」 長い期間弱った姿を飼い主に見せることは、めったにありません。 「これでもう最後」と思ったら、どうひきとめようとも旅立ちます。 そうした状況になったウサギさんに対して、獣医学はまだまだ無力です。 反対に、もうだめだろうとこちらが思っても、どっこい頑張ってしまうこともある。 私達人間は、そういう彼らの生き様を、サポートすることしか出来ないのです。 それも、その時の出来るだけで。それで良いのだと、私は思っています。 我が家のユキも、どうしたら助けられたのでしょう。 あの時飛び乗らなかったら、体重が落ちていたのだから、無理にも安静にさせていたら…そう思ったのは、一瞬です。4歳で逝った。それもユキの運命だと思っています。 だからあれほど天真爛漫、自由奔放だったのだと思いました。 その子その子の持って生まれた運命があります。 それを私達は、受け止めなくてはならないと思っているんですよ。 獣医さんが、上手にうーさんの気持ちを分かって、受け止めてくださることを祈っています。
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