獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200712-77

病院へ行ってきました。
投稿日 2007年12月29日(土)03時30分 投稿者 うさ!!

うさぎ(もも)を連れての初めての遠出ですが、おやつに野菜(好物中心)と果物をフリージングバッグにぎっしり詰めてもって行きました。
道中渋滞に巻き込まれたり診察・検査結果の待ち時間など、おやつが気を紛らしてくれたようです。
 気になる診察の結果ですが、正直かなり動揺しています。
まずお腹ですが、原因ははっきりしていませんが、腸の働きがかなり悪くなっているとのことでした。持って行った2種類の糞(通常・下痢)どちらも食べたものがほとんど消化されていませんでした。こちらは腸を動かす注射をし現在は下痢もなく落ち着いています。
飲み薬も二週間分処方されました。

 もう1つの方が深刻でした。
お腹に聴診器を当てたとき心音が遠かったこと。
お腹のレントゲンを撮ったとき胸に大きな影が映ったこと。
再び胸部のレントゲンとエコー検査・採血で腫瘍があることがわかりました。
うさぎの腫瘍で原発が胸というのは珍しいらしいです。
その腫瘍が心臓・気道をかなり圧迫していました。走り回った後 時折苦しそうにしていたのは年齢のせいではなく腫瘍のせいでした。それでも、診察時も苦しそうにしないので獣医さんも不思議だと・・・。
胸腺症かリンパ腫のようです。組織検査をし病理に出さないと判断できませんが、
獣医さんが仰るには、リンパ腫の可能性が高いとのことでした。
年明けまで様子を見て検査に出していると症状が悪化してしまうので、30日に組織検査をして今後の治療方針を立てることに決めました。
このまま何もしないで放置すれば、短くて一月。長くて2〜3ヶ月くらいで、呼吸困難でもがき苦しみ命を落とすと云われました。それでも、うさぎの中では、呼吸症状がでて手遅れになる前に発見ができたのが不幸中の幸いで、発見も早い方のようです。
牧草や野菜は、栄養にはならない為、下痢症状があまり出ないコンフィデンスを無制限で好きなだけ食べさせ体力を付けなければなりません。
リンパ腫なら抗がん治療・放射線照射 胸腺症なら手術・・・・。
考えることは山済みですが、大切な家族だから、できる限りのことをしてあげたいと思います。また詳しくは、検査結果がでてから追って報告します。
かかりつけの獣医さんが専門医に診て頂くのも・・・。と仰ってくださらなかったら、発見できませんでした。今後の治療についても連携をとってくださるとのことなので、それを含めとても感謝しています。

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