ウサギにとって一番良い食餌・・・
人間でも「これが一番良い食事」というのは、決まらないものですね。
年齢や性別、生活環境などによっても違いがあるように、ウサギも違いがあると思うのですよ。
牧草メインに少し栄養価をプラスする為の良質のペレットが一番良い気もしますが、牧草とペレットだけでは、水を飲んでも尿が濃くなる気もします。尿が濃くなれば、当然結石なども気になるのが飼い主ですね。
それぞれのウサギさんにあった、飼い主さんに無理が無い飼育方法を探っていくしかなく、それがまた楽しみになればと思います。

さて野菜食ですが、我が家の場合をお話しますね。
ただし全てのウサギさんに当てはまる訳ではありません。
去年亡くなったユキが2ヶ月に一度の歯科メンテが必要な不正咬合でしたが、野菜食にしてから歯科メンテが不要になりました。牧草を食べないならせめて野菜の方が食物繊維が長くて、歯をすり減らすのに少しは役立つだろうと思ったら、思わぬ結果となったのです。
ご存知のように、ペレットはすりつぶすのではなく、噛み砕く作用のほうが強く、歯の磨耗にはあまり役立たないと考えたからです。さりとて硬いペレットを奥歯で噛み潰していると、歯根に負担がかかりそうで、歯根膿瘍などになっても困りますし。
野菜は高いのですが、不正咬合でハラハラするより気が楽ですし、病院代も助かります。
どちらをとるかの悩んだ末の選択でした。
お野菜の種類が少ないとのお話でしたので、我が家の例を紹介します。
セロリ、明日葉、シソ、チンゲンサイ、サラダ菜、サニーレタス、セリあたりが最近の定番です。後は牧草食べ放題に、牧草ペレット少々です。野菜の量は、季節により違っていますので、食欲を見ながら調節しています。
元々栄養価の少ない草から、高エネルギー高栄養を作り出せるのがウサギさんです。
野菜をあげすぎても肥満になりますので、体重や元気の具合を見ながら、飼い主さんに無理の無い量で、牧草やペレットと合わせて量を決めてみてくださいね。