斜頚になると、人間と同じにめまいを感じていることだと思います。人も思うように体が動かないと、とてもイライラします。動物も平気なわけはありませんね。
また体がふらつくので、今までのようには動けなくて、トイレの段差が越えられずに外でする子がほとんどです。
斜頚は放っておいて治るものではなく、だんだん進行していくことがほとんどです。パスツレラにせよエンセファリトゾーンにせよ中耳炎にせよ、進行すれば眼震と言って眼球が震えるようになる症状が出てくることも多く、こうなるとウサギさんは気持ちが悪くなって食べなくなります。
かかりつけの病院が無いと言うことは、今まで病気ひとつせずにいてくれたと言うことですね。とてもありがたいことです。でも丈夫な子も、年とともに色々と出てきます。
最近は土日もやっている病院が増えてきました。特にエキゾチックを診る先生は、土日も診ていることが多い気がします。電話帳やネットのタウンページで動物病院を見て、片端から「ウサギが斜頚をおこしているようなのですが、診て貰えますか？」とたずねてみてください。ウサギは犬猫と違うことが多いので、診ない先生もいますからね。
その時に「初めてなのでいくらくらいかかるか分りません。持ち合わせが足りないといけないので、大体いくら位かかるか教えてくださいますか？」と、診察料金を聞いてもかまいません。電話の応対の仕方でも、病院のよしあしが分ることもありますよ。獣医さんは自由診療なので、金額が個々に違います。とはいえ、通常なら診察費が１０００〜２５００円（初診料を取るところもあります）＋お薬代で、５０００円〜７・８０００円くらいまでなら普通かと思います。もっと安いところもありますよ。ただし万を越えるようなら？？？です(血液検査でもするなら別ですが）。きちんとしたところは、明細を出してきます。
本州真ん中部分は、どういうわけかウサギを診る所が少なかったのですが、新しく開業する若い先生たちは、頑張って積極的に診てくれるようになりました。あきらめずに探してみてくださいね。