こんばんわ
えーーっと。前回は下の切歯だけカットしたのですね。
獣医さんは処置後、噛みあわせを確認してはいると思うのです。
そうなると、何が考えられるか・・・

我が家の獣医さんは「ウサギさんは、噛みあわせが悪くなると、あごをずらせて調節して食べることがあるんです」といいます。
おそらく
・下の歯が伸びてきて噛みあわせが悪くなったので、それにあわせて下あごを前に出すようにしてずらせた状態になっていた。
・見た目は下の歯の伸びが目立ったので、下をカット。この時点では前に出ていた下あごはそのままの状態だったので、一見上下が合ったように見えた。
・ウサギさんは処置後、下のあごが普通の状態になった。
・下あごがもとに戻ったので、当然上の歯がかぶさるようになってしまった。
ためしにご自分であごを前後にずらせて、前歯のかみ合わせ方を試してみてください。
下あごを前にずらすと、上の歯が持ち上がるでしょう？
下のあごを元に戻すと、上の前歯が下がってくる。
確実なことはわかりませんが、そんな事も関係あるのかもしれません。

もちろん慣れた先生なら、当然予想することかもしれませんが、今のところ「あごをずらせて噛みあわせを調節する」という事をおっしゃったのは、うちの先生だけです。
毎日何十というウサギさんを見ている経験から出た言葉だと思いますが。
こんな先生でも「もう一度かみ合わせを診てくださいな」という事があります。
またちょっとしたかみ合わせの不都合に、神経質に反応する子と気にしない子がいます。
なので、歯の調節は飼い主さんの毎日の観察が大切なのですね。
どうかもう一度診ていただいてくださいね。