獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200905-19

Re:卵巣・子宮摘出
投稿日 2009年3月29日(日)09時16分 投稿者 チーママ

本当にご心配ですね。
ウサギさんの手術自体は、年齢では決められません。またどう考えても大丈夫なケースでも、100%安全という手術はありません。
特に命にかかわるものであれば、年齢を考慮して病気の緩和ケアだけして事態にまかせるか、多少のリスクはあっても手術してこの先のウサ生を獲得するか、最終的には飼い主さんの判断です。
そしてその判断基準は、ウサギさんの状態と病状ですので、この点は獣医さんと良く相談されることが大事です。
つまり手術自体は、若くても年をとっていても状態次第であり、年齢の一点だけを基準に判断するものではないと思っています。事実8歳であろうが10歳であろうが、手術をしてその後の長いウサ生を手に入れたウサギさんもいます。
たとえば子宮膿腫や腫瘍であった場合は、様子を見ていても治ることはなく、遠からず帰結してしまいます。でも手術が上手くいけばその後の長いウサ生を獲得できる可能性もあるわけです。
病状が子宮本体だけに限られているうちは、一般的避妊手術と同じで、決して難しい術式ではありません。だた病状が子宮以外にも波及してしまえば、それだけ体の追う負担もましますので、手術自体も予後も難しくなるのです。
どうしようと考えるあまり時間がたって病状が進んでしまい、手術自体を困難にしてしまうケースもありますので、もう一度獣医さんと良く相談して、判断されてはいかがでしょうか。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。