ウサギ掲示板過去発言No.1500-200912-48
Re:教えて下さい |
投稿日 2009年12月18日(金)23時44分 投稿者 チーママ
もみじのパパさん うさぎさん、可愛いでしょう?(^^) きららさんの言うとおりですよ。気長に、気長にがコツです。 うさぎさんは、言葉が分かるんです。じっくり時間をかけてあげる事が大事なのです。 まず、ウサギさんは基本抱っこが嫌いだと思ってくださいな。 品種改良が進んで、純血種などはかなり穏やかになっていますが、犬猫に比べればまだまだです。 ペットのウサギは穴ウサギですが、本来捕食される側の動物ですから、周囲の事に大変敏感です。敵に捕まったら大変ですからね。ですからウサギにとって抱かれると言う事は、体の自由が利かなくなる=敵に捕まった、と言うような本能的な「イヤ!」があると考えればいいと思うんですよ。だからおろす時には「早く放しなさいよ」って、暴れるんです。 でも周囲に敏感と言うのは、言い換えれば好奇心が強い動物でもあると思っています。 見慣れないものがあると「安全かどうか確かめる」と言う意味から、何でもかじってみたり、ちょっかい出してみたり(^^;; で、安全と分かれば、リラックスします。 特にもみじちゃん(で良いのかしら?)は、7ヶ月までペットショップにいた子です。 ほとんどをケージの中ですごして、ケージの中は自分の場所で安心でも、お外の世界はまだまだ慣れていません。 ということで、お外に出るとあちこち探検です。自分にとって安全かどうか、一緒にいる人間が信用して良いか、なまじ7ヶ月で知恵がついていますから、子ウサギより用心深くなっているのだと思います。 つまり、今の状態は「ごく普通のウサギさんの様子」だと思いますよ。 決して、もみじのパパさんの接し方が悪いわけではありませんから、落ち込まないでくださいな。 可愛くて愛しいと思う気持ちが、大事なのだと思いますよ。 本来ウサギさんは、行動力がありますし、結構運動能力があります。 もしもみじちゃんがミックス(ミニウサギ)ならば、ネザーやロップちゃんより、もともとの穴ウサギの傾向が残っていて、より本来の習性が強いかもしれません。 ちなみに、7ヶ月のウサギさんは人間でいうところの中学生です。 発情も始まりますし、社会性が出て順位付けをつけようとします。自己主張も激しくなり、「今までイイコだったのに:涙」と飼い主さんに反抗したり困らせたりする子もいます。つまり人間と同じ、ギャングエイジです。 知能の方は、人間の幼稚園くらいと思っていますよ。だからまだまだトイレが決まらない子がいたり、一度はちゃんと出来ていたのが出来なくなったりと、行動範囲が広がる事で色々なことが出て来ます。 ある意味、今きちんと向き合うことで、これからの飼い主とウサギさんの関係がよりよいものになってくると思うのですね。 では実際にはどうしたらいいのでしょうか? 実は人間の子育てに王道がないのと同じに、ウサギさんの飼い方にも王道はないと思っています。ただ言えるのは、ウサギさんを良く見てください。沢山声をかけてください。 沢山の時間をかけて見ていると、そのウサギさんの性格が分かってきます。また、ウサギさんの言葉も分かってきます。(実はウサギさんって、とってもおしゃべりなんですよ) もみじのパパさんの声を、しっかり聞いていることも分かると思いますよ。 だから、何をするにも声をかけてあげてください。 ご飯を上げる時も「もみじ ご飯だよ」「ちゃんと食べなさい」「ご飯おいしいねぇ」 「はい、新しいお水だよ」「もみじ 牧草おいしいかな」 通りがかりに「もみじ いい子にしてるかな」「後で遊ぼうね」 言葉自体は分からなくても、声の調子で分かるんです。 それを続けると名前も覚えますし、ご飯、お部屋(ケージ)等、いくつかの言葉を覚えます。 またこの時期、遠慮せずに抱いちゃってください。もちろん抱っこするとナーバスになって食欲が落ち込むような子は別ですが、抱っこ出来るとあんしんです。だって、万が一危ない時は、さっと抱きとめられた方が便利でしょう? その為にも、自分のウサギさんの抱き方に慣れなくてはなりません。 きららさんだって、まったく抱けないのではなくて、必要な時には抱いていらっしゃるのだと思いますよ。 初めはいやがっても、そのうちパパさんの方が上位者だと認めれば「しかたないなぁ」って諦めます(^^;; そう、諦めてもらうんです。 そしてナデナデして気持ちよければ、抱っこ大好きな子になることもあります。 もちろん、どうやっても抱っこ嫌いな子もいますが、それはその子の個性と言う事で。 ウサギさんは、性格にも体質にも大変個体差があります。まずはもみじちゃんがどんなウサギさんかを、知ってくださいね。それにあわせて、上手に暮らす方法を捜しましょう。 これからますます賢くなります。特に1歳過ぎると、大分ものがわかるようになります。 2・3歳になる頃には、うっかりすると飼い主をいいように振り回してくれます(笑) 最後に、お部屋に出す時は、お部屋をウサギさん仕様にしてくださいね。 かじるのはウサギさんのお仕事です。だからかじられて困るようなものは隠す。 イタズラされて困るものは、しまう。そうすると、ウサギさんを叱らずに済みますね。 人間の子と同じに、叱らずにほめて育てるのが、一番ウサギさんにとって大事じゃないかと思っているんですよ。 うさぎさんは、実に楽しくおしゃべりで賢い動物だという事を忘れずに、気長に接してあげてくださいね。
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