ウサギ掲示板過去発言No.1500-201002-25
Re:ウサギの考えてること |
投稿日 2010年1月16日(土)22時12分 投稿者 チーママ
ウサギさん 大分ヤンチャになってきましたね。 人間で言えばちょうど中学生。ギャングエイジと言うところでしょうか。 この辺りが、順位付けのためには一番大事な時かもしれません。 かじってくるのは、こうやっても大丈夫かな? と試している気もします。 これがエスカレートすると、流血騒ぎになることも1度や2度ありますよ。 痛いからといって、大声上げて叱ったりはしないでくださいね。 強気で自分から噛んで来たくせに、今度は恐怖感でいっぱいになってしまうと言う、面倒なことになりますから。 もっとも、ダメなものはダメ、抱っこは諦めなさい、で良いと思います。 ケージに手を入れると威嚇してくるのも、発情の時期も始まって、自分のテリトリーを守ろうとしているのでしょうね。 ではどうやって教えるか。 犬さんなどでは犬種の性質や個体差があって、叱らないといけない場合もあります。 でもウサギに関しては、どちらかと言うと「正の強化」がお勧めです。 正の強化と言うのは、「ほめる」と言う事。 元々臆病なウサギは叱ってしつけるような「負の強化(何何したらしかられると言った)」は向いていないと思っています。攻撃の大本の根源は「恐怖」にあるのですから、叱られればなお一層恐怖が増す可能性があるからです。 反対に良い時にはほめまくる。それも大げさなくらいにほめまくるのは、正の強化です。 でも困った事ばかりする時に、どうやって褒めたらいいのか? ここからは我が家の経験談です。 我が家のオスが7ヶ月〜1歳くらいまでは、かなりやってくれました。 それで、我が家の獣医さんが言った「良いように勘違いすれば良いのです」という言葉から考え付いたのが、「だっこの刑」。 かじったり攻撃したら、かまわず抱いてしまう。 それもメチャメチャ褒めまくって「そう 抱っこして欲しかったの。〇〇は可愛いわね。良い子ねぇ」と言いながらです。 この時、暴れたからと言って降ろしてはいけません。 暴れれば降りれると覚えてしまいます。 もし逃げたら追いかけても、捕まえて抱っこして、諦めておとなしくなったら降ろす。 降ろすのを決めるのは、ウサギではなくて人間だというわけです。 そのためには、安全でしっかりとした抱っこの仕方を覚えなくてはなりませんが。 かじってきたり、反抗的な態度をとった時(ボクは強いんだ!って言ってるのですが)も同じです。 しっかり抱いて、ニコニコ笑顔と嬉しそうな声で「ああ勘違い」を演じます。 ちなみに、褒める時は、名前を呼びながらです。 (叱る時には、名前を呼ばない方がいいですね) 「名前を呼ぶ=褒められる、気持ち良いことがある、良い事がある」と覚えさせるのです。 反撃したはずが、何やら名前を呼ばれて盛大にイイコイイコしてくる。 抱っこはイヤなのに、はむかうと抱っこされてイイコイイコ。 こりゃ迷惑だ。この手は使えない。こいつにはかなわない。 こうした図式を作っていきました。 そのうち抱っこされると、迷惑そうな顔をしながらもあきらめるようになりました。 数ヶ月かかりましたかしら? とにかく、ウサギさんに負けない根気が必要です。 全ての子が「抱っこの刑」で何とかなるとは思いませんが、「ボク(ワタシ)が、上なのよ!」と言うケースには有効かと思います。 もしも恐怖からそうするのなら、まずは一緒に部屋にいて、ウサギさんを自由にして人間はじっと見守る。もし近づいてきたらオヤツをあげる。そうしたことで、飼い主には安心してよいのだと教えることから始めなくてはなりません。 でもペルソナさんの場合は、ウサギさんが自分から近づいてくるようですので、多分「自分の方が上」と主張している気がしますので、抱っこの刑を試しても良いかと思います。 多くは男の子が多いと思いますが、女の子もテリトリーは持ちますので、中には攻撃したりブーブー文句を言う子もいます。特に発情すると、そうした傾向が出てきやすいかと思います。 大元の性格から気が荒い子もたまにおりますが、それでどうにもコントロールが出来ない場合は、避妊去勢と言う事もありえます。避妊去勢しても、完全にそうした気性が是正されるわけではありませんが、多少なりとも扱いやすくはなります。 発情と言うのは一種の興奮状態ですので、ウサギさんにとってそれなりにストレスになるものです。その興奮状態の強度や長さによって、飼い主が考えてあげるべきかと思いますよ。 でもほとんどのウサギさんは、こちらの扱い方次第、根気の持ち方次第で良い方向に向かいます。 そしてあまりウサギさんに遠慮をしない事。 いつだったかこの掲示板で流行った言葉がありました。 「誰にご飯もらっていると思っているの!」です(笑) ウサギさんの事を思うあまりに、人間がビクビクする必要はありません。 飼い主がビクビクしていると、ウサギさんも落ち着かないものです。 ペルソナさんも「誰がご飯上げてると思ってるのよ!」というおっきな気持ちで、堂々とウサギさんと接してくださいな。 ウサギさんが自分から近づいてくるのですから、ペルソナさんのお世話の仕方は良いと言う事なのですから、自信を持ってかわいがってあげてくださいね。 そういえば、我が家の抱っこの刑の図がありました。あくまでも一つの抱き方ですが、ご参考までに。 http://www.vets.ne.jp/faq/pc/hotei_rabbit1.html
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |