10歳　うらやましいご年齢です。
年齢から言って、何があってもおかしくないステージに入ってはいますので、コンさんのように細やかな観察が一番大事だと思います。
お話を聞く限り、年なりのような気もいたしますが、ちょっとサポートが必要な事があるのかもしれません。
気になりましたのは「心なしか顔がずっと上向き」と言う事です。
ちょっと息苦しいと言う事があるのかもしれません。それが心臓か肺かは分かりませんが、その為になるべくじっとして体の安静を保っているのかも知れず、その為に食欲も落ちてフンが小さくなるといったことが起こっているのかもしれません。
またこの年齢でしたらあまり当てはまらないのかもしれませんが、エンセ発症時に上を見上げるような動作が見られることもあります。
心臓や肺に原因があると、呼吸が速くなるような気もしがちですが、かえって「あまり動かず、大きくゆっくり息をして安静にする」といった感じの経験もあります。
調子が悪い時のウサギさんは、自分が一番安心できるところ、隅っこや薄暗い処を好むようです。（これが部屋などに出して、気がつくと隅っこの室温の低い、体の冷えるようなところにいるとなったら、迷わずに病院をお勧めします。）
ともあれ、どのようにするかは飼い主さんの心積もり次第ですが、年齢により｢普通の状態」は変わってくるものです。今の状態がこれからの「普通」になるのか、それとも何らかのサポートをしてあげれば状態がもう少し上向くのか、それとも何かの病気の早期発見早期治療に繋がるのか。いずれもありえる事ですから、一度診ていただくことも良いかと思います。
ただし、病院に慣れていないウサギさんで、行く事が大変なストレスになるといった場合は、ひとまず電話でご相談なさっても良いと思います。
もしかかりつけの病院が決まっていない場合は、これを機にこの先一緒に歩いてくださる獣医さんを決める事も良いと思いますよ。
健康診断もかねて一度診て頂くと、コンさんも安心できるような気もいたしますが、いかがでしょう？