ウサギ掲示板過去発言No.1500-202101-215
Re:飼い主に出来ること |
投稿日 2019年10月9日(水)10時21分 投稿者 チーママ
うさぎさんは、おいくつでしょうか? 高齢になると、人間同様生活の様子が変わってきますね。うちの長男は12歳すぎて老衰で卒業しましたが、やはり10歳過ぎたあたりから少しずつ状態が変わってきて、亡くなる一年前くらいから「お腹が緩くなる・食べても太らない」という状態で、少しずつ店じまいしているんだなぁと眺めておりました。 トイレ以外でおしっこをしてしまうこともありますし、足腰が弱ってお尻が上げにくくなるので、トイレ以外ですると尿がついてしまったりします。「三角や四角のトイレに上がりにくくて」ということもあるので、トレーなどにペットシーツを敷いたり工夫してあげる方もいます。 ある程度になると「体重=生きる力」だと思い、好きなものを好きなだけ食べさせました。 普通「牧草+ペレット」が主流ですが、わが家は牧草を食べないので、「ペレット+野菜+野草」でした。まぁおやつや果物、お菓子なども好きでしたので、少量を食べる楽しみとして与えてもいました。 かかりつけの獣医さんは「検査すればどこかしら異常が出るのは当たり前」と言っていましたので、食欲不振やお腹が緩い時は対処療法で投薬しましたが、それ以上の血液検査等はしませんでした。先生が検査する時は「改善の余地がある」ことが前提でしたね。それ以外は、ウサギ専門医としての長年の経験で分かるようです。 こちらも毎月健診に通いながら、いろいろ教えていただきました。 お腹の薬や急遽対処のための薬は予備に頂いて、おかしいな?と思ったら投薬し、改善されれば次の健診時に報告。そうでなければ、様子を見ずに診察です。判断できない時は、経過と投薬内容を電話で伝えて、指示を仰ぎました。 飼い主がおかしいと思った時に早めに対処できるかが大事だと思っております。 予備のお薬の用意がない様なら、一度先生にご相談くださいね。 また 食欲不振になった時、なんとなくいつもと様子が違う時、原則として温めるという方法があります。千年灸を使う方も多いですが、ウサギさんがおとなしくしてくれるかどうか次第ですね。 手軽な方法としては、保冷剤(ゼリー状のものが入っている)をゆっくりお湯で温めて(急に煮ると破裂します)、ちょっと熱いかな?位のもので背骨の腰のあたりを温めます。背骨の腰のあたりは、消化器官のツボなんですよ。 ホッカイロと言う手もありますが、温度が上がるのに時間がかかります。 時間のある時に布で袋を作って、中にあずきか米を入れて、チンするホッカホカを作っておと助かりますよ。 あずきの入った同じようなものは市販でもありますね。 私は体になじみやすい玄米を入れたのを作りました。 ただし完全にイレウス(閉塞)を起こしている場合は、胃腸が動き出すとかえってガスがたまって危ないので、まだ少し食べているとか小さいながらもフンが出ている時にやってみてください。 お腹が固くパンパンに張っているようなら、閉塞の危険性があるのでやめましょう。 年を取ると体が冷えやすくなりますので、健康維持のためにも、温めるというのを普段から心がけていました。今2歳の次男がいますが、この時期 寝室にはすでにホットカーペットがついています。そこにウサギが、いようがいまいが(笑) また冬になれば、遠赤外線ヒーターがお勧めです。部屋は高温にならずとも、直射した部分が芯から温まります。 わが家は家中ご自由飼いなのですが、長男は白内障で視界不良にもかかわらず、最後まで普通に暮らしていました。なくなる日、いつものように「かーさーーん」と台所に来たので、「何か食べる?」と聞いても「欲しくない。抱っこ」と言うので抱き上げたら、そのまま寝てしまい、やがて卒業しました。いつも抱っこは自分から降りるというまで抱いていて、年取るほどに抱っこで寝る時間が長くて、スリングを使っていましたよ(^^;; 正直、年老いて弱っていくのを見るのはつらいです。こちらの心が折れそうになります。でもその姿を見せずに、うさぎさんにはいつも笑顔を向けたいですね。 別れは自然の摂理です。 店じまいをしていく息子を見つめた半年は、長生きウサギ息子からの飼い主へのご褒美だったと思います。いつか来る別れを受け入れる心の準備をさせてくれた。そう思えば、なんと親孝行な事。 ミックスさんのうさぎさんも、同じではないでしょうか。 冷えに気を付けて、大事になさってくださいね。
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