モモンガ掲示板過去発言No.1600-199804-14
ビタミンAについてでし。 |
投稿日 1998年4月4日(土)07時00分 GREEN
おはヨーグルト〜。モモンガBBSのGREENです。 大庭さんへ キムは日増しに良くなってきてますが、氷嚢扱いされたことがよほどショックなようなのか 最近はあまり近寄ってきてはくれません。くすん。 ちなみにビタミンAに関してですが手持ちの資料に関しては下記のようになっております。 脂溶性ビタミン:ビタミンA D E K(F) 摂取所要量 男:2000IU 女:1800IU 授産婦:3200IU 国際単位(International Unit) ビタミンA D Eについて国際単位が定められ、 次の量が表す生理効果が1IUである。ビタミンAは遊離ビタミンA1(retinol)として0.3μgである。 プロビタミン それ自体にビタミンの作用はないが、生体内に取り込まれてからビタミンに変化し、 ビタミンとして働く物質。 プロビタミンA:緑、黄、橙色の濃い葉や果実に多く含まれる。 小腸、肝臓、腎臓などにおいて酵素的にビタミンA1(retinol)に変わる。 α-carotene、β-carotene、γ-carotene、cryptoxanthinがあり、 生理活性はβ-caroteneがもっとも大きい。 他のビタミンはビタミンA1(retinol)を1分子しか生じないが、 β-caroteneからは2分子生じる。 ビタミンA系にはVA1、VA2がある。前者はretinol、retinol(ビタミンA1)、retinoic acidがあり、 後者には3-dehydroretinal、3-dehydroretinol(ビタミンA2)、3-dehydroretinoicがある。 生理作用: 1.視覚作用 網膜の桿細胞中にはロドプシン(薄光での視覚)、 錐細胞にはイオドプシン(明光での視覚)があり光を感受する。高等動物の網膜にはretinol、 淡水動物の網膜には3-dehydroretinalが含まれる。retinoic acidにはこの作用はない。 2.粘膜、皮膚の正常維持(糖タンパク質の合成) 3.正常な成長 4.生殖機能の維持 VA1、VA2葉体内ではほとんどが脂肪酸エステルとして肝臓に貯蔵される。血漿中では遊離型がレチノール結合タンパク質(RBP)と結合して運ばれる。 欠乏症、その他 1.夜盲症(nyctalopia) 2.骨、粘膜、皮膚の異常 a.皮膚、粘膜の角化(角膜乾燥、易感染性)、b.骨粗しょう症(osteoporosis) 3.成長遅滞 4.生殖機能障害 過剰症がある。脳圧亢進症状、四肢痛、肝障害などを呈する。 魚の肝、魚油、バター、卵黄に多い。プロビタミンAはホウレンソウ、トマト、ニンジンなどに多い。 以上です。長々と書きましたがそれはまあご容赦下さい。 ではでは。 http://www.nnettown.or.jp/~green/ |
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