モモンガ掲示板過去発言No.1600-199809-30
皆様、よろしくお願いいたします。 |
投稿日 1998年9月26日(土)00時18分 GREEN
今晩は、ぐりです。 この度は不肖私めがモモンガBBSのお世話係をさせていただくことになりました。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m ☆ミサミサさんへ 仔噛りの件ですが、「野生動物の獣医学」にはこういったことが書いてありました。 フクロモモンガにも対応するかどうかはわかりませんが、参考までに。 異常に興奮したり、うろたえたりした場合、雌親は育児嚢壁の調子が悪くなり、 それがもとで、時には子を失うことがある。 また、有袋類の新生仔は変温性であるので自分で体力を調節できず (常に親に接しているので体温を貰っている) 育児嚢より出てしまうと体の内面も外気の温度と同じになっていく。 温度調節能力及び恒常性のある動物性の特質は、育児嚢生活の間に着々と発達し、 育児嚢から自動的に離れる前に成獣のレベルになる。 そのため、新生仔が死んでいた場合は異常の事柄も死因として当てはまり、 親は巣箱の中での腐敗、それによる雑菌や虫などの繁殖、栄養補給なども含めて 仔を食べてしまったのではないでしょうか? もし、仔が生存していて殺された場合だと以下のことが考えられます。 オポッサムやバンディク−トでは妊娠はずっと短く一日かそれよりも少ない。 正常には出産に達する直に新生仔が授乳する刺激により、 発情周期がブロックされる。 この周期は、育児嚢周期が終わるか、死んでしまうか、 人工保育に切り替えたかにより、仔が育児嚢からいなくなると再び始まる。 これは憶測ですが、つまり、子供に何らかの欠陥があったり、 十分な成長が見込めなかった場合は親としてはその子を破棄し、 次の丈夫な子を育てるという繁殖戦略をもっているのではないでしょうか? また、有袋類では胎児の休眠が確認されているとのことで、これによることも考えられます。 これはハイイロカンガル−を除く大抵のカンガル−科動物、 ヨ−ロッパアナグマのような真哺乳動物で見られる。 これは妊娠遅滞に似ており、有袋類の胎盤は決して着床せず、 胎児は休眠しないという事実に主要な相違がある。 胎児の休眠が、出産後の発情期の妊娠に続いて起こる。 その結果、先の仔の育児嚢生活が終わるか、死亡するか、 または人工的に取り除かれるかにより、授乳を中止して胞胚基が過ぎるまで、 胚は発達しない。 これも憶測ですが、子供がいる場合は妊娠、発情、胚の発生が阻害されるので ネコのように発情した雄親に殺された、ということも考えられます。 ☆ピノコさんへ >貴重な情報ありがとございます。 >、、、事実はつらいものなのでしょうか? >待つのはつらいです、ちょっぴり。 いえいえ、どういたしまして(^-^)> む−、でも好きなことを待っている間は楽しいっていうし・・・(ホントか?) それでもし駄目だったとしても次回に期待すればいいじゃないですか?ネ? あ、卵ボ−ロおいらも好きです。 友人もはまってるようです(笑) 以上です。 であであ。 http://www2.marinet.or.jp/~kamui/ |
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