アメリカモモンガの妊娠や出産を見分けるのは難しい。
太りゆくメスをみて、妊娠だと思いこんでわくわくしていたら
ただの肥満だった、ということはよくある。

でも、冬または早春なのに、雄と別居して、
びっくりするぐらいすごーく太って、
おっぱいが膨らんで、
巣箱からなかなか出てこなくなったら、期待大。
巣箱から全く出てこなくなったら出産間近。
そして、しばらくして体つきが小さくなって、
すごい食欲旺盛になっていたら、
出産したと判断していいだろう。

出産直後は、新しい巣にすぐに移る場合もあるけど、
他に適当な巣がなければ移動しない。
子供を産んだモモンガは、子供が巣立つまで
食事とトイレ以外の時間を巣箱で過ごす。
とっても献身的なのだ。
雄が近寄ってくると追い払う。
人が巣箱に手を入れようものなら噛みついてくる。

子供は、外で走り回ったりできるくらいに成長するまで
巣箱からでてこない。
巣箱から顔を出すまでのながぁ〜い間、
どきどきしながら待ち続けなくてはならない。

子育てに疲れたり、
ストレスがたまったり、
栄養不足なったりすると、
母親が子供を食べてしまうことがあるというので
できるだけ近寄らず、
栄養のある食事を与えて、じっと待つ。

今日、食事に出てきたところをみたら、
一番下のおっぱいが二つ、
吸われた後があった。
ということは、2匹、生まれたのかもしれない。