尿が出ない状態となると重度の尿道炎だった可能性がありますね。
軽度の場合は赤っぽい尿が出て、排尿時に痛がるそうです。

尿道炎は、獣医さんのおっしゃるように、抗生物質を投与して治療するのですが、
モモンガは注射のショックで死んでしまうことがありますし、
排尿ができないほど症状が進んでいる場合は治療効果が出る前に亡くなることも
十分考えられます。

モモンガを亡くした人の中には、
「治療のリスクをあらかじめ伝えられずに、注射された後すぐに死んでしまった」
「そんなことなら恐い思いをさせずに最後まで家で看取ってあげればよかった」
という方も多くいらっしゃいます。
そのような獣医さんに比べると、ずぅさんが訪ねられた獣医さんは誠意のある方
だと思います。
治療のリスクを知っていながら、飼い主に知らせずに処置して、高価な治療費を
請求して、その結果、畜患が苦しんで死んでも知らんぷりという獣医さんよりは
よほど信頼できると思いますよ。（残念ながら、そういう病院もあるのです）
ただ、病気の子を抱えた家族に対して、もう少し言い方に配慮が欲しいですよね。
正しいことを伝えるにしても、言い方があるだろうに・・・と思います。

また、たいていの病院では、モモンガの診察前にまず「慣れてますか」と聞くと
思います。
獣医さんにしてみれば、モモンガの治療中に脱走されたら困りますし、
（モモンガ用の捕獲器具を用意している病院はあまりないと思う）
（治療中に逃げ出して獣医さんに踏まれたという話もあるんですよ。ひどいですよね）
飼い主が一緒にいることで安心できるという関係になっていないと、
知らない人（獣医さん）にさわられるストレスで死んでしまう可能性もあるので、
「慣れてますか」と聞くのはリスク回避のための重要な質問なのだと思います。

そう聞かれたら、気を悪くせずに、
「飼い主には慣れています。必要なら診察中逃げないように、ネットに入れて連れて
いこうと思いますが、それで治療できますか？」
と、答えるのが無難かもしれません。