獣医師広報板ニュース

モモンガ掲示板過去発言No.1600-200306-18

RE:ももんがの喧嘩について
投稿日 2002年11月9日(土)15時29分 とも

kazunama さん、投稿ありがとうございます。
私のチェックが遅れたため、2度も投稿していただくことになってしまってすみませんっ。
ほぼ同様の投稿でしたが、全く同じではなかったため両方採用させていただきました。

モモンガにもなわばり争いは確かにありますね。
新入りの子を古参のモモンガとおなじケージに入れれば、古参のモモンガはなわばりを侵害
されたと思って、攻撃します。同居させるときは新入りのケージに古参のモモンガを入れる
等の配慮が必要で、一緒にした後も注意深く見守る必要がありますよね。
この点は、アメモモもタイモモも一緒だと思いますよ。

> 喧嘩した時に逃げられるエリアがあれば、
> さほど問題にすることはないと思います。

同感です。
逃げる新入りを追いつめてまで攻撃するほどモモンガは執拗ではないと思いますし、
自分に害はないことが分かってくると、そのうち攻撃もしなくなってくるので。

また、出産前後に、メスがオスを敬遠するようになり、それでもしつこくするオスに
対してメスが攻撃的になるのも、アメモモでも同じです。

ただ、新入りが入ったときや、出産前後でメスが攻撃的になるのは、どの動物でも
見られる野生の本能的な行動であって、モモンガが温厚な集団生活上手な動物である
ことを否定するものではないと思います。

また、死んでしまった子を食べて次の子を産む栄養にしようとする行動も、野生動物
には多く見られる自然な行動で、共食いとはちょっと違うと思います。

一緒に暮らしていた特に仲が悪いわけでないモモンガ同士が喧嘩をして一方を殺す
ことがあるか、と聞かれたら(じゅんさんの投稿はそういう状況だと思うのですが)
私は、やはり、そんなことがあるとは思えない、という答えしか思いつかないのです。

私は、メスの顔がえぐられて殺されていたのではなく、何かが原因で死んでしまった
メスモモンガを心配して起こそうとしてオスがメスの顔を噛んだのではないかと思い
ます。死んで皮膚が柔らかくなっていたため、そのときに皮がはげたのを、飼い主が
見つけて、「オスがかみ殺した」と勘違いしたのだと思います。
もとの書き込みも拝見しましたが、争った跡がないとのこと。喧嘩が原因で、死んだ
のではないと思います。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:「ペット用品販売」「犬の快癒整体」OrangeCafe様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。