鳥類掲示板過去発言No.1700-199912-63
ようこさんへ |
投稿日 1999年12月11日(土)23時27分 アヌビス
オカメ飼いのアヌビスです。 ユッキーちゃんトリコモナスが出ちゃいましたか...。ちょっと大変 ですね。ちゃ〜んと治療すれば予後は良好だそうですよ! 弱気に ならずにがんばって下さいね!! トリコモナス症は トリコモナスの感染によって発病するもので、幼鳥や若鳥に多く みられます。 感染していても鳥に十分体力がある場合は症状が 出ず、体力が低下した時に急に発病するという場合もあります。 フィンチ類では、 はじめトリコモナスの原虫が「そのう」に寄生してそのう炎をお こし、徐々に結膜炎・ノドや下アゴの腫脹・嚥下困難といった順 に症状が進行していくケースが多いようです。 だいたい10日間くらい強制的に経口投薬を行い駆虫しますが、 改善されない場合は抗生物質を使うようです。 潰瘍は治療を始 めて3〜5日くらいで脱落し、その後10日くらいで口腔内は良 くなるようです。 食欲があるようなので大丈夫だと思いますが、 もし食べないようなら強制給餌です。 トリコモナスは胃より下 の部分に巣を作らないようなので、十分に給餌をすれば重症な場 合でも良くなるそうです。 保温のこと エアコンをつけ、囲ったケージ内にヒーターをつけているそうで すが、ケージの中がムレたりしないよう温度の変化などに注意し て下さいね。 あとは...脱水症状にならないように熱源の近くな どに水や湿らした綿などを置いて水分を適度に蒸発させると良い と思います。 病気を治すには ■保温する ■餌を食べさせる (食べない時は強制給餌) ■体力を消耗させない (ケージは小さく、屋根は低く) が重要なポイントで、これらをしっかり徹底しなければ、投薬や 処置を行っても治るものが治らない... と言うそうです。 これ、簡単な事のようで一番難しいことですよね...。 看護する人、病気中の鳥さん、みんな頑張って下さいね! |
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