獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200007-61

ウイルスねた
投稿日 2000年7月14日(金)00時44分 くらら

酷なことを書くかもしれませんが、ご容赦願います。
鳥の世界で、こんな病気が広がるようでは、
危ないと言われています。
ショップでも、発病していると疑われるような、鳥がいたとかなんとか、
悲しいことです。

さてさて、ウイルスに罹ったらどうするか?
ウイルスが体の中にいても数が少なければ、発病には至らないと思います。
ある程度(発病するきっかけを作るほどに増殖すると)、
鳥の体の免疫機能では対応がとれず、ウイルスのなすがままと言うことになってしまいます。
では、鳥の体にあるウイルスをどうすれば押さえつけられるか、
それは鳥の免疫にたよる以外にありません。

鳥は、40度をゆうに越える体温を保っています。
ウイルスはタンパク質で出来ていますから、
40度を超える温度はウイルスにとって過酷な環境といえます。
ということは、鳥の体温を下げないようにすることが一番大切なのでは
ないでしょうか。
鳥への過剰なストレス、餌の質、環境など、気を付けてあげるべきでしょう。

ウイルスに感染しても、なかなか発病しない場合もあります。
それは本当に鳥の個体差によるものだそうです。

1羽の子が、ウイルスで亡くなった場合、周りの鳥への心配がありますが、
十分大人であれば、ウイルスの侵入をふぜぐ事が出来るかのうせいもありますが、
若い子であれば、移っている可能性は十分に考えられます。
そういう場合は、鳥をよく観察して、少しでも異変が起きたときは、
すぐに対応をとりましょう。




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