言うこと茄子さんへ。

メールと言うことでしたが
メルアドがわからないので（？）書き込みますね。

まず、雛の保護はどういう状況でおこなわれたのでしょう？
野鳥の会では「巣立ち雛を連れ去らないで！」という呼びかけを
しています。親鳥は巣立ち練習中（又はごくまれに巣から落ちた）
の雛を見捨てることはしません。
「雛の周囲に親鳥はいなかった」と思われるかも知れませんが
人がいるために近づけなくなっている事が多いのです。
野鳥の雛を見かけた場合には何もしないことが一番です。
（路上や猫の危険がある時に少し高めの場所に置いてあげます）
今からでも雛の落ちていた場所に戻すことは出来ないのでしょうか？
（一両日くらいなら戻せる可能性十分あり）

それが望めない場合には緊急的な保護になります。
「モズのハヤニエ」で有名ですが、モズは
昆虫やトカゲ、カエルなどの小動物を補食しています。
取り急ぎの餌と言うことならミルワームを
幼児用○ポンシロップを希薄させた液に浸したものを
あげてみるのが良いかと思います。
もちろん、小さな昆虫が捕れればそれでもOK。

法的に野鳥の飼育は認められませんので
お住まいの自治体の野生鳥獣保護窓口に連絡して下さい。
この獣医師広報板のトップページからも
各地方自治体の窓口一覧がありますので参考にして下さい。

モズは地域によって留鳥、もしくは漂鳥でして
繁殖期の3月頃から子育てをする場合がありますが
季節と共に移動することが多いので
早く返してあげないと野生復帰が難しくなります。
小動物を補食する鳥を人間が育てることは困難ですよ。
食べられる餌の判断や、狩りの仕方は親から学ぶものです。