獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200106-20

おびゅ?さんへ
投稿日 2001年6月4日(月)00時02分 くらら

明日(6/4)は3日目なので、ミルクに「穀物食雛鳥&病気鳥用 餌」を
まぜてみようかと思います。>

ということですが、穀物食雛鳥用のパウダーフッドで、お勧めなのは
K社のものです。獣医師さんもお勧め・・R社のパウダーフッドはいろいろ問題があって
お勧めではありません。ただ問題なのは、K社のフッドはあまり見かけないことと、
小売りのサイズが大きいことです。でもお勧めね〜
お近くで見つからないようでしたら、お知らせください。
手持ちの物もありますし、おわけしますよ。

普通生後3日ぐらいまでは、10倍ぐらいに薄めます。
その後徐々に薄める度合いを少なくして、インコの場合5週目で
水:フッド=1.3〜2:1の割合にします。
小型のインコで約8週間の間、食べさせますが、
生後5〜6週ぐらいからは、一日4回程度の挿し餌にします。

挿し餌の問題は、そのうにかびが出やすいということです。
今回うちのちびたちにも出ました・・・
そのうが空にならないうちに次のご飯を食べさせることは決してなさらないでください。
挿し餌には、親の体液(そのう液の様な物)が含まれていませんから、
挿し餌をしている雛は外からの細菌などの抵抗性が弱いといわれます。
ご飯に、ほんの少しですが、整腸剤を混ぜ、食べさせてください。
今は、整腸剤をあらかじめ添加してあるパウダーフッドもあります。

保温はおかめ用の大きなふごがいいのですが手に入りますか?
直径20センチを越える大きい物です。
白熱灯で、雛のいる場所全体を温めるのがいいですよね。
雛は、大変脱水になりやすいのだそうですから、白熱灯の光が直接
雛に当たらないようにして、30度をキープしましょう。

雛は、普通ごそごそ動き回ってじっとしていません。
ご飯をみせるともっとじっとしていませんよ。
雛が妙におとなしい、というのが異変の兆候だと思います。

がんばってくださいね。




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