獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200106-92

きくさんへ
投稿日 2001年6月17日(日)23時41分 ろろ

昔読んだ鳥の飼育の本にあったエッセイで
「生活が充実してる時ほど飼い鳥に気が廻らなくて落鳥させてしまうので注意」
とありました。淋しい時やつまらない時は小鳥に気がいって可愛がってあげられるのだけど
仕事が忙しかったり楽しいことが沢山あったりするとついつい小鳥の表情をよむのがおろそかになり、
気付いた時にはもう手後れってことがあると書いてありました。私も経験あります。
雛は特に、毎日毎日飽きもせず様子を覗い、心配してかまってあげてようやく育ちます。
生活に余裕が合って時間の融通が利き、自分の心が平静でなくてはいけないのだと思います。
その点を考えると、結婚して間もなくではもしかするとまだ時期的に落ち着いていなかったのではないでしょうか。
飼い主の心理的な面だけではなく、もし引っ越しもしたてであったとすると、
家の中の温度湿度日当たりの具合がまだつかめていなかったとか
住居の資材や家具が新しくてニス臭や溶剤の影響があったとか。
飼う場所が小鳥の休まる配置じゃなかったとか・・・。
(もし全く見当違いであれば申し訳ないです。失礼な事を言っているかもしれません)
何かそのような原因があったとすると、それは今後、生活の落ち着きと共に改善されて
新たに元気な子を迎えることができるのではないでしょうか。
私は今も「忙しい時ほど小鳥に気遣おう」と自分に言い聞かせ、
遅刻しそうでダッシュの時こそウーンと振り返り、小鳥の世話をするようにしています。

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