獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200201-26

おそまきながら・・おめでとう♪
投稿日 2002年1月10日(木)15時54分 くらら

みなさん、今年もよろしくお願いします。
皆様のご意見をお聞きしながら、無事一年乗り切れますように・・・

と、
今年は、辛い年明けでした。
お正月2日、卵が大きくて自力で産むことが出来ない
女の子が、こともあろうに自分のお尻を噛んで出血、
それでも卵を産もうといきみ、
さらに出血、失血のため、亡くなってしまいました。

卵はすんなりと出たのですが、
これがその卵ですよ。

と、先生が渡してくださった卵を手の上に乗せ、
こんなもので死ななければならないなんて、
あまりにも残酷、
と、絶句しました。
その後、どうやって自宅に帰ったのかも分からないほど、
気が動転していました。

ルチノーのかわいい子でした。
色変わりの女の子をおもちの皆様、
やっぱり、弱いです、ノーマルに比べて、
一週間ぐらい卵を詰まらせたまま過ごし、その後
病院で取り出して貰ったという友人の子の話を思うと、
亡くなった子は、不憫でした。

卵にはくれぐれもご用心!!

さてさて、
ペレットのことですが、私がアメリカにいたころはペレットで飼うのが
普通でした。が、ペレットが特に優れているから食べさせる、
というのではなかったような気がします。
「便利だから」という理由だったような・・・・
ペレットには良い部分、そうでない部分あります。
当然、粗悪品も出回ります。
今ペレットは輸入ですが、船に乗せられ、日本に到着するのに数ヶ月有し、
陸揚げ後またあれやこれやと放置され、
その後袋に詰め直されて店頭に・・
という品物は避けてくださいね。

私の友人は犬を飼っていますが、
ドッグフッドは国産品を選んでいるのだそうです。
理由はおわかりでしょう。
鳥にも早く国産品が出回ることを期待しているのですけれど・・・
なかなかうまく行かないようです。

ペレットで今一番問題になっているのは、
保存剤として使われている物質が鳥にとって良くないと考えられ始めた
ことです。
そのため、保存剤を使わずに作られているペレットもあります。

またペレットには製造方法が2種あります。
保存に優れ、かびの心配のない、押し出しと呼ばれる方法で作られた
ペレットの方がいいかなあ、と最近思ったりしています。

我が家は、ペレットは4種から5種、混ぜています。
シードも食べさせます。
私たちでも、毎日カロリーメイトのようなものばかり食べているよりも、
いろんな食品を食べている方がたのしいですもの。

体に障害があり、治療が必要な場合を除いて、
シード、ペレット、どちらでも食べてくれるいい子に
してくださいね。

ペレットを食べる子にしたい方で、これから春にかけて雛を
お求めの方は、
挿し餌をフォーミュラで行ってください。
大きくなってからも、ペレットを食べてくれますよ。

お水をがぶ飲みすることについては、
また後で書かせていただきますね。
ちょっと仕事しなくては・・・・やれやれ。



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