獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200202-47

手術の怖さ、知っています。
投稿日 2002年2月19日(火)12時47分 ムックン

手術そのものがどんなに簡単なものであっても、命の保証はできないことは充分承知しております。こんなに体の小さな生きものですから、注射1本で死んでしまうことだってあります。

以前、翼に悪性の腫瘍ができた仔がいました。助けるには翼のほとんどを切断しなければなりませんでしたが、このままでは確実に死ぬということが分っていましたので、その場で決断したこともあります。

そして、今回の場合、先生からは一切手術の話はなかったのですが、私には「ヘルニア→脱腸・手術」「現状維持→不可能」という知識しかありません。専門的な知識のある先生がすすめないものを、たったこれだけしか知らない私には決断できません。その仔の命を預かっている私には、いい加減な決断はできないので、それは仕方のないことだと思っています。それで ヘルニアについてもっと詳しく知る必要があると思い書き込みをしたのです。周りには手術をした人がいないので、もしそういう方がいらしたら話もきいてみたかったです。
何かわからないことがあったとき、情報を集めるのは当然のことだと思います。その中で、自分なりに判断していけばいいと思っていましたから・・・。

私はここで、どうしたらいいのか教えてほしかったわけでも、この仔のヘルニアがどういうことが原因でおこっているものなのかを教えてほしかったわけではないのです。私自身、患者を診てみなければ、詳しいことは分らないということはよーく分っています。
ただ単に、ヘルニアについての知識がほしかっただけです。現実を知りたかっただけなのです。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。