まず温度です。３０度前後を目安に、震えているなら上げる、床に長くなっているなら下げる、で調節してください。ケージ内に温度勾配を作っても可。いまの季節なら（場所にもよりますが）、１０日前後で室温になるように次第に加温を弱めていきます。最初は昼だけ無加温から・・・。

　エサと水は慌てなくてＯＫです。卵黄分が体内に残っています。それが腸に吸収され糞となり、いわば「へその緒」みたいなところが固まって腸の用意ができてからでいいので。アヒルだと４８〜７２時間かかります。最初は市販のチックフードで。少しずつ粗飼料を加えます。ただ、ぎょっとするほど成長が早いので、エサ不足にはご注意ください。
　水。夜間は給水しない、のが大切です。水遊びが好きなので、温度や数によりますが、濡れて冷えるか濡れて蒸れるかしがちです。ただ、床が汚れるのは覚悟してください。それを最小にするために水入れに小石など入れるも良。数が孵化するならケージの４隅をボール紙などで丸く。蒸れ防止です。

　これまた数にもよりますか、将来どう扱うのか、いまのうちに考えておかれるほうが。ずっとかわいがるのか、料理して食べるところまで教育プログラムにするのか。多数だと、全部を長くかわいがりつづけるのは大変かもしれません。孵化後２４時間ぐらい以内に濃い接触をするとヒトに刷り込まれますので、かわいがるにはいいのですが、他の道はやりづらくなります。
　
　水遊びなどさせるのは温度にもよりますが、２．５〜３週齢ぐらいからかがよろしいかと。ハトより大きいぐらいになり、多少の冷えには耐えられます。

　孵えるといいですね。