鳥類掲示板過去発言No.1700-200307-101
鳥専門の獣医さん |
投稿日 2003年7月18日(金)10時43分 Dr.M.J
「鳥専門の獣医になりたい」と学生時代に言うと、誰もが「そんなんじゃ、 やっていけない」と言います。わたしも小さい頃から鳥が大好きで、獣医師 になろうと思ったきっかけは、鳥でした。 大学時代はお情け程度の家禽疾病の授業と実習がありましたが、臨床の現場 でホンとに役に立ったことはありません(こんなこと書いていいのかな)。 鳥は、生理学的にも、解剖学的にも哺乳類とかなり違いがありますし、鳥類 の分類の中でも、また同じ種類の中でも解剖学的に違うこともあります。 ですので、病気も特殊なものが多いのです。 わたしも卒業したら留学して鳥を学ぼう!と思っていましたが、金銭的なこと もあり断念。しかし、鳥を愛する先生方のおかげで鳥の学問も今ではかなり すすんでおり、本当にやるきがあるのであれば、卒業してからでも高度な 鳥の診療技術を学ぶことは充分に可能です。わたしが思うのには、基礎はきち んと押さえ、あとは自分で築きあげていくものだと思います。 確かに、「鳥を診る」と歌っていても、糞便検査、そのう検査すらしない病院 もありますね。。。 大学に臨床の知識を期待するのは無理だと思います。とにかく、国家試験に 受かり、獣医にならなければ何も始まりません。 卒業してからでも、本人のやる気さえあれば鳥の学門は充分に学べます。 わたしは一人でも多く鳥専門の獣医師が増えることを願います。きちんと 診断して治療してあげれば助かる鳥は多くいるのです。 あきひとさん、あきらめないで頑張ってください。 |
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