鳥類掲示板 2003年6月26日(木)10時25分

鳥が開口呼吸をする場合、いろいろなことが考えられるので一概に病気であるとはいえません。例えば、あまり離さずカゴの中で飼われている鳥は少し飛んだだけでもハアハアしてしまいます。また、緊張している時や興奮している時、暑い時なども、口をパクパクさせます。また、鼻がつまっていたり（鼻汁で鼻孔をふさぐ）でもおこります（これは異常です）。甲状腺腫は、発育過程でのヨウ素欠乏により甲状腺機能低下から甲状腺肥大をおこし、それが進行した場合甲状腺種や甲状腺癌になることがあります。安静時に口をパクパクしていたり、時折首を上下に動かし吐くようなしぐさをみせたりします。ヒューヒュー鳴いたり嘴の色が紫色になったりすると、気管を圧迫している可能性があるので要注意です。トリコモナス症の開口呼吸は、口腔内に白い塊ができてそれがのどのあたりで気管を圧迫するとあらわれます。他にもいろいろな病気で開口呼吸はおこりますが、長くなりますのでこれで終わりにしたいと思います。

獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

$サポーター：ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー$

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー