鳥類掲示板過去発言No.1700-200403-80
エンリッチメント |
投稿日 2004年2月18日(水)02時12分 投稿者 はたの
という言葉がありまして。 飼育動物により豊かな環境を提供していこう、といった考えのことです。 体力の温存が最優先される状況では、暑さ寒さは問題です。また、健康であっても、その種の生理的限界を超える温度(持続時間も関係しますが)はやはり問題です。 ですが、そうでないならば、多少の暑さ寒さは悪くありません。それもエンリッチメントのひとつです。 以前、たとえば動物園で、ゾウを冬の間飼育舎から出さなかったのを、最近では雪の中でも放飼場に出すようになったりしていますね。 ましてや鳥です。 温度よりも空気の新鮮さのほうが優先されることも多いのです。 温度管理に敏感になってきたのは、鳥のことをより考えるようになったとは限らず、ヒトと鳥との混同やら、甘やかし・過保護やら、あるいは爬虫類飼育器具がポピュラーになったので安全な保温が容易になった(鳥は一酸化炭素中毒になりやすく練炭や強制排気でないストーブは危険ですから)などといったこともありましょう。 健康なセキセイ成鳥で管理がしっかりしているのなら、−5度C〜32、3度Cぐらいまでならば元気にしているものです。理科年表などで原産地の気温を調べてごらんなってもよろしいかと。 |
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