鳥類掲示板過去発言No.1700-200406-63
かいよせさんへ&野菜について |
投稿日 2004年5月25日(火)00時22分 投稿者 ことり
インコちゃん、かいよせさんのことがきっと大好きなんですよね。 少しずつカゴにも慣れてもらって、元気で良いコに育ちますように・・・ 応援してます。頑張ってくださいね★ そういえば野菜の皮は農薬などの心配もありますので、 皮のある野菜は厚めに剥いて、よく洗ってからあげた方がいいと思います。 野菜について どうしても野菜を食べない場合には、ネクトンなどの総合ビタミン剤や 獣医さんから処方してもらえる赤い色のビタミン剤などがありますが、 ネクトンを水に溶かす場合、糖分が入っているため腐りやすくなりますので、 こまめに取り替える必要があると思います。 水入れを口元に持っていって飲むコならいいですが、 そうじゃないコは、ちゃんと摂取しているかどうか わからない場合がありますので、確実な方法ではないような気がします。 総合ビタミン剤からビタミンAを摂取する場合、 脂溶性なので過剰摂取になってしまう可能性があるらしいです。 野菜からとれる栄養のカロチンは、鳥の体内でビタミンAになって 過剰な分は全て糞に排出されるらしいので、 やっぱり生の野菜から採るのが一番いいのに越したことはないと思います。 よく、野菜を食べた後の糞が赤茶色っぽい鮮明な色をしていることがありますが、 それがまさに不要なカロチンということです。 一般的に野菜は、野菜に含まれているカルシウムとリンの比率が1:1以上、 もしくはカルシウム2、リン1の比率で、 蓚酸とカルシウムの比率が2を超えないものがいいといわれていますが、 なんだか難しくてチンプンカンプンですよね(^_^;) とにかくリンよりもカルシウムが多いものの方がよく、 カルシウムを多く含む野菜としていいのは、 小松菜、チンゲン菜、しその葉などがあげられます。 蓚酸(アク)を多く含む野菜は、カルシウムの吸収を妨げる恐れがあるといわれています。 一般的に、ほうれん草は与えたらいけないとよくいわれています。 蓚酸を多く含む野菜としてあげられているのは、ほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、 パセリなどがあります。豆苗も意外と蓚酸が多く含まれている野菜です。 よくブロッコリーを茹でてからあげるというのを聞きますが、 それは茹でたことによって蓚酸の量が減るためで、鳥にとって茹でた食べ物というのは そのうの中で腐りやすくなるので決していいとはいえません。 ブロッコリーをあげる場合は、ほんの少しの小さな塊を 本当に心持ちサッと熱湯にくぐらせる程度で十分だと思います。 もしくは、その分カルシウムの多い野菜をあげて補ってあげることだと思います。 もうひとつ、甲状腺機能を低下させる物質が入っているという野菜に、キャベツ、大根、 カリフラワー、ブロッコリー、カブ、白菜などのアブラナ科の植物があげられます。 ですがこれらは、毎日大量にあげるといのでなければ、 1週間に2〜3回程度なら問題ないそうです。 甲状腺機能低下の予防としてヨード剤を処方してくれる獣医さんもいるようですが、 どの野菜にそのような物質が多く入っているかということを知っておくのも、 大事なことなんじゃないかなと思います。 鳥にあげたら有害になる食物として、 ネギ、アボガド、チョコレート、果物の種、人の食べ物(調理したものやお菓子) 他にもたくさんあります。 これらは、ほとんど本やインターネット、獣医さんや人から教えて頂いた情報ですが あまりにも様々な情報がありすぎて、混乱してしまう程です。 同じ鳥専門の獣医さん同士でさえ、意見が違うぐらいですからね・・・ なので一つの情報を鵜呑みにして自分の中で納得させてしまうのではなく、 いろんな人の意見や考えを聞いて、何でそうなるのか?ということを 常に模索しながら突き詰めていくことがどんなに大事なことなのか 最近よくわかりました・・・。 更に、情報は常に新しくなっていっています。 一つの考えに固執しないで、常に頭を柔らかくしておく必要がありますよね(^_^;) 私も、まだまだ勉強することがいっぱいあります!ガンバリマス! みなさんも是非、家族同様の可愛いインコちゃんの為に いろんなこと調べてみてくださいね! |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |